...対人関係が空乏している...
...経済的には空乏だが、精神的には豊かだ...
...エネルギー資源の空乏化が進んでいる...
...心に空乏感を感じることがある...
...彼の作品には感情の空乏が感じられる...
...自然頭の中が忽ち空乏となって...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...既に空乏を訴えて居たので...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...中興の政府は、天皇の政府なるを以て、万事様式を正うし、飾を要するものあり、故に官省新築せざる可らず、宮殿新設せざるべからず、是に随い、無用の土木盛に起り、官庫空乏、紙幣を発行するも償う能はずして、終に日本国総ての地頭、御家人の所得二十分の一を課して、之れに充るに至れり、其他武家の法制は、悉く廃絶せられ、武土の慣習は、皆な賤蔑せられ、政令朝夕に改まりしかば、貯産も頼むに足らず、勲功も訴ふるに処なくして、諸人安き思はなかりけり、(梅松論に曰く、今の例は、音の新儀なり、朕の新儀は、未来の先例たるべしとて、新なる勅裁漸ゝ聞えけり...
蜷川新 「天皇」
...肉體美(び)の最も完全なものとして周三の心の空乏(くうぼう)を充(みた)すやうになつた...
三島霜川 「平民の娘」
...空乏の感じが針のやうに神經をつゝく...
三島霜川 「昔の女」
...何か切に空乏を訴へて...
三島霜川 「昔の女」
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