...「イヤ、空っぽじゃない...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...胸が空っぽになった様に感じた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...声ばかり高くて空っぽな芸術や...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...胃袋は折から空っぽのはずなのに吐きそうな感じである...
高見順 「如何なる星の下に」
...捜せば、捜すだけ、なくなったということだけが、はっきりしてきます、頭のなかは、火が燃えているように熱く、空っぽでした...
田中英光 「オリンポスの果実」
...そうしてそれらの挿図の説明はというとほとんど空っぽである...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...殆んど本部へ泊りきりで――米櫃がおいおい空っぽになり相なのに...
戸田豊子 「鋳物工場」
...あんな頭の空っぽな女親方を案内にして歩いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...空っぽと解れば」「空っぽだって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...中は引っくり返して叩いても何にも出ないという恐ろしい空っぽです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...箱が空っぽになると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一人位はあっしと一緒に濡れる覚悟のがあってもいいと思いますがね」「呆(あき)れた野郎だ」「空っぽの舞台で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...口惜しさがやむと心の中が空っぽになったようで...
平林初之輔 「オパール色の手紙」
...お銭入(あしいれ)をすっかり空っぽにして女給の群へと投じて行った...
細井和喜蔵 「女給」
...家は空っぽだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...空っぽと思いきや...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...空っぽになっとってる様やったら...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...空っぽの囲りで、堅い金具が猶もそのような恰好をしているのを見るのは厭な気持であった...
宮本百合子 「毛の指環」
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