...十三は別に気を揉む様子もなかった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...言うだけ二人は心配してただ気を揉むばかりであったから...
橘外男 「逗子物語」
...後から後からと気を揉むだけで...
豊島与志雄 「自由人」
...その事ならちっとも気を揉むには当らぬ...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...お松の気を揉むのは無理のない話です...
中里介山 「大菩薩峠」
...こちらが気を揉むほど...
中里介山 「大菩薩峠」
...親は誰でも気を揉むが...
中谷宇吉郎 「娘の結婚」
...気を揉む勇気も必要もなく...
夏目漱石 「それから」
...気を揉む勇気も必要もなく...
夏目漱石 「それから」
...試し撃の成績ばかりに気を揉む稲富喜三郎と...
野村胡堂 「江戸の火術」
...気を揉む様子だから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...頻りに気を揉むやうになつてゐた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...気を揉む頃、津田、落ちついて来る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...つとめている娘は猶対手が見つかりにくいと云ってこの頃は気を揉む...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今度のように気を揉むのは辛いから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...と園子は独りで気を揉むのである...
矢田津世子 「女心拾遺」
...玄蕃やその他の者は如何したのじゃ」と京極丹後守は最前から侍臣を顧みて気を揉むことしきりであった...
吉川英治 「剣難女難」
...彼が気を揉むほどな反応は一こうに見えなかった...
吉川英治 「私本太平記」
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