...その理を究むれば究むるほど...
井上円了 「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」
...大地を負へる龜を負ふものの何物なるかを究むるを寧ろ賢なりとせむ...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...あわれこの人男子と生れて太棹(ふとざお)を弾きたらんには天晴(あっぱ)れの名人たらんものをと嘆(たん)じたという団平の意太棹は三絃芸術の極致にしてしかも男子にあらざればついに奥義(おうぎ)を究むる能(あた)わずたまたま春琴の天稟(てんぴん)をもって女子に生れたのを惜(お)しんだのであろうか...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...更に事實を究むるに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...更に事実を究むるに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...哲学はそれらの言葉に相当する事実の底を究むる時...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これらは親しく尋ね究むる暇なかりしものなればここには記さず...
永井荷風 「桑中喜語」
...深く究むれば究むるほどいよいよますますエックスである...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...統一の觀を立つると學術の精微を究むるとは亦分業の法二區の觀にて...
西周 「尚白箚記」
...學術の精微を究むるは各科の學術を專攻する者に存する也...
西周 「尚白箚記」
...石徑を高く究むれば...
濱田耕作 「温泉雜記」
...一々その働きを見てその源因を究むるの学にて...
福沢諭吉 「学校の説」
...面壁九年能く道徳の蘊奥(うんおう)を究むべしといえども...
福沢諭吉 「文明教育論」
...殫(つく)して究むべからず...
南方熊楠 「十二支考」
...殫(つく)して究むべからず(『扶桑略記(ふそうりゃっき)』四には多以究習とす)...
南方熊楠 「十二支考」
...如何にして貯金をなすべきかを究むる事など未だ世の人の心に多く觸れざりしなるべし...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...出来る限りそれが今ある形にまで到達した道程または順序を尋ね究むべきは当然であろう...
柳田国男 「海上の道」
...教理の本源を究むるに専(もっぱ)らなるあまり...
柳田国男 「海上の道」
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