...爾今前非を悔いなば...
巌谷小波 「こがね丸」
...「爾今海外にある将校の夫人同伴は厳禁せらるべし...
薄田泣菫 「茶話」
...爾今王室に属せらるという声明が出た...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...『創世記』の第四章に曰く、耶和華(エホバ)謂二該隠(カイン)一曰、爾弟亜伯(アベル)何在、対曰、不レ知、我豈弟之守者乎、曰、爾何為哉、爾弟血、有レ声、自レ地覦レ我、今爾手流二弟血一、地啓レ口以受レ之、則爾見レ詛二於地一、爾今耕レ田、地不レ効レ力、爾必流二蕩於地一、該隠対二耶和華一曰、我罪甚重、我将レ不レ堪、今日爾逐レ我、出二斯土一、不レ容レ覿二爾面一、我既流二竄於地遇レ我者、必将レ殺レ我、耶和華曰、凡殺二該隠一者、使二其受レ罰必七倍一、於レ是耶和華、以レ號賜二該隠一為レ徴、免二遇レ之者殺一レ之、希臘神話に於て、之を見るに、天神クロノスは、第一回の主宰神たりし天神ウラノスの子にして、其母は地神ガイアなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...爾今(じこん)あなたの命名法を使いましょう」とあっさり降参してしまった...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...大いに愕き逃げ出すを牝獅が呼び止め何と爾今(じこん)一処に棲んで(なんじ)が不在には我がの児を守り我不在にはわが児をに託する事としようでないかというと...
南方熊楠 「十二支考」
...一日弓を彎いた弦音(つるおと)以てのほか響いて側(かたわら)にあった姙婦を驚かせ流産せしめ、その夫の梵士怒って、爾今(じこん)、羅摩、庸人(ようじん)になれと詛う...
南方熊楠 「十二支考」
...爾今饑者福矣、以爾將得飽也...
森鴎外 「古い手帳から」
...爾今哭者福矣、以爾將得笑也...
森鴎外 「古い手帳から」
...爾今当城下に於て仇討の助太刀を致したる者は金百両也の恩賞を与う者也その立札の前に立ち止った...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...爾今(じこん)は...
吉川英治 「剣の四君子」
...いやといえば、新手の張済軍に叩きのめされるおそれがあるので、「爾今、共に協力して政事(まつりごと)をたて直そう」と、和解した...
吉川英治 「三国志」
...爾今(じこん)、年号を、延元(えんげん)と改められ、前(さき)ノ大納言花山院亭の仮内裏(かりだいり)では、発布の神事がおこなわれていた...
吉川英治 「私本太平記」
...「爾今は北陸探題(ほくりくたんだい)として...
吉川英治 「新書太閤記」
...前関白の二条昭実(あきざね)に代って、爾今(じこん)、関白たるべしとの大命である...
吉川英治 「新書太閤記」
...――爾今(ジコン)...
吉川英治 「新・水滸伝」
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