...穴一つない完璧な仕事をする 例:彼は穴一つない仕事をするので、信頼できる人材だ...
...極めて少ない 例:彼の貯金は穴一だとは、けっして言えない...
...何もない、全くの無 例:あの部屋には穴一つない...
...完全に疲れ果てる 例:昨日はビデオゲームで穴一つになるまで遊んでしまった...
...小金を分けることもできないほど貧窮している 例:あの家族は今度転落したと聞いて、穴一つになった...
...然れどもわが友に小穴一游亭(をあないちいうてい)あり...
芥川龍之介 「わが家の古玩」
...等(とう)を愛するに至りしも小穴一游亭に負ふ所多かるべし...
芥川龍之介 「わが家の古玩」
...夜興引(よこひき)の爺(じじい)が穴一のばら銭(ぜに)を探すようだ...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...穴一つ明かないばかりか...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...錐(きり)の先で突いても穴一つあかず...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...穴一つ見附ける訳にゃ行かないだろうよ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...「全体、狐ッて奴は、穴一つじゃねえ...
永井荷風 「狐」
...子供らが「穴一」という遊びを盛んに流行(はや)らせている時分に...
中里介山 「大菩薩峠」
...ばくちの真似や、穴一や、わいわい天王や、どうろく神や、わけもわからず色事の身ぶりこわ色などをする少年の多数を教えて、そういうことはさせないようにしたい...
中里介山 「大菩薩峠」
...ネズミの穴一つだって...
野村胡堂 「九つの鍵」
...ちょうど穴一杯に塞(ふさ)ぐ形になるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...穴一パイの霹靂(へきれき)が響きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...穴一パイの霹靂(へきれき)が響きます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...節穴一つないのは當り前のことですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...アイフェルの一城には若い娘を壁に築き込み穴一つあけ殘して死ぬまで食事を與へた...
南方熊楠 「人柱の話」
...花札、骰子(サイコロ)、穴一、銭占、豆握り、ヤットコドッコイのお椀冠せまで、何でも御座れの神憑(がか)りで……」「うううむ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...尺八の穴一つでも...
吉川英治 「折々の記」
...柱の穴一つ穿(うが)った者でも...
吉川英治 「親鸞」
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