...穏やかならぬ挙動に及ぶ者も多しとぞ...
井上円了 「おばけの正体」
...何となく穏やかならぬ天候である...
種田山頭火 「行乞記」
...穏やかならぬ話の様子が心配なので...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは穏やかならぬ同勢でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...なんとなく穏やかならぬ人立ちの中に立っておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは穏やかならぬことですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...はなはだ穏やかならぬ連想が浮かんでくるのである...
久生十蘭 「魔都」
...何か穏やかならぬ噂でも立つことがあると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...彼は激昂(げっこう)して穏やかならぬ書翰(しょかん)を残し...
福田英子 「妾の半生涯」
...松山ではいっそう穏やかならぬようすでした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...家中にはいろいろと穏やかならぬ事が起こっている...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...穏やかならぬ動揺が起こっているようだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...摂津を通過するのを見て内心穏やかならぬものがあったことは争えない...
吉川英治 「黒田如水」
...穏やかならぬ胸を抱いた...
吉川英治 「三国志」
...すこぶる穏やかならぬものがあった...
吉川英治 「三国志」
...多少穏やかならぬ空気が内在していた...
吉川英治 「三国志」
...ご心中穏やかならぬものさえあろう...
吉川英治 「私本太平記」
...なにか穏やかならぬ暴言を吐いている様子...
吉川英治 「親鸞」
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