...多年の熟練を積んだ結果...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...そこを通りゆく奇妙な荷物を積んだ自動車をもう一度仔細(しさい)に観察した...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...四 稻を積んだ城...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...あの銀貨や銀塊を積んだ難破船の引揚げの時にもいたんだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...県庁の入口に立っている煉瓦と石を積んだ門柱四本のうち中央の二本の頭が折れて落ち砕けている...
寺田寅彦 「静岡地震被害見学記」
...さびしい野道を牛車に牧草を積んだ農夫がただ一人ゆるゆる家路へ帰って行くのを見たときにはちょっと軽い郷愁を誘われた...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...山の如く堆肥(たいひ)を積んだ車が頻(しきり)に通る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...――考えなくてはいられない人格の修養の積んだ人は...
夏目漱石 「私の個人主義」
...小山ほど積んだ小判には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まして仙台米をうんと積んだ金船が何艘となくはいってきたのだ...
長谷川時雨 「勝川花菊の一生」
...庭木の苗木をすこしばかり積んだ馬車を輓(ひ)いてきて...
久生十蘭 「キャラコさん」
...麦粉や小麦を積んだ荷車のあひだを潜るやうにしてあちこちと歩きるのは余(あんま)りうれしくないらしかつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...現在の暴富を積んだにもかかわらず...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...縞の小さいエプロンをかけた彼女が食器を積んだ大盆を抱えて不本意らしく台所に出てゆく姿を見送ると...
宮本百合子 「或る日」
...奧さんは火鉢の炭を積んだり崩したりして...
森鴎外 「半日」
...石炭を積んだ荷舟が...
横光利一 「上海」
...山に積んだその上から...
吉川英治 「下頭橋由来」
...その側で、荷を積んだ馬が、とうとうと尿(いばり)をしていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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