...初学の士は最初成(な)るべく学識経験の積んだ指導者に就(つ)きて...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...あの銀貨や銀塊を積んだ難破船の引揚げの時にもいたんだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...黄金(こがね)ときれいな衣(きぬ)をどっさり積んだ商人船(あきんどぶね)が都の方から来て...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...字の略しかたにゴマカシがないのを見れば相当に習字の稽古(けいこ)を積んだものに違いなく...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...近景に積んだ米俵には西日が黄金のように輝いており...
寺田寅彦 「写生紀行」
...強盗が――それもそれなりの経験を積んだ強盗が――家人がふたりまだ起きていることを灯りで知りながら...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...とある格子戸の前に薔薇と夏菊の鉢物を一ぱい積んだ花屋の車が駐つてゐるばかり...
永井荷風 「来訪者」
...どうした趾だらうかと思ひながら行くと麁朶を積んだ荷車が來る...
長塚節 「松蟲草」
...拔け穴の仕掛けの下に石と材木を積んだのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...四方に積んだ枯柴は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...野菜物を積んだ肥(こや)し車が一台...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物置の二階に積んだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ビールの空瓶を山のように積んだ一台の貨物自動車が...
平林初之輔 「鉄の規律」
...大方第何版かを積んだトラックが出かける処であったろう……...
夢野久作 「殺人迷路」
...あの屋根の白い斑雪(まだらゆき)もその時に積んだまんまなのよ...
夢野久作 「支那米の袋」
...石炭を積んだ荷舟が...
横光利一 「上海」
...銃丸火薬そのほかの軍用品を積んだ輸送部隊が...
吉川英治 「新書太閤記」
...その港では毎年胡椒を積んだ百隻の大船が出発する...
和辻哲郎 「鎖国」
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