...素敵に大きな荷物を積んだ荷牛を見受けた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...片隅の本箱の上に積んだ原稿紙を五六十枚掴んで來て...
石川啄木 「病院の窓」
...福岡藩の米を積んだ...
泉鏡花 「印度更紗」
...叫喚怒号(きょうかんどごう)する人間を積んだ上り電車が...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...酸っぱい経験を積んだ上で超脱した場合には...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...黄金(こがね)ときれいな衣(きぬ)をどっさり積んだ商人船(あきんどぶね)が都の方から来て...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...近景に積んだ米俵には西日が黄金のやうに輝いて居り...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...その間いかなる修業を積んだものやらそれは誰(だれ)にも判(わか)らぬ...
中島敦 「名人伝」
...木っぱを積んだ風に懸っている...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...費用やお禮には絲目はつけぬつもりだが――」一代に巨萬の富を積んだ人間は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...臺の上へ杉なりに積んだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...家の四方へ積んだ...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...魚を積んだ車のうへには車力が寝てゐた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...さらに中学三年の学業を積んだのではなかったか...
藤野古白 藤井英男訳 「戦争」
...その間に戦器を積んだ三台の馬車が用意されると...
牧野信一 「酒盗人」
...いまの暴富(ぼうふ)を積んだのだと言う...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...楽に積んだ身代(しんだい)は...
吉川英治 「江戸三国志」
...「幼少、播州の法華寺に習(まな)び、中頃は賀西(かさい)の北条寺や書写山(しょしゃざん)にも数年(すねん)いて、修行を積んだ...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索