...鶴笑の積りではそれでも大分見切つた上の申出(まをしで)らしかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...香炉が六千円といふ積りであつた...
薄田泣菫 「茶話」
...どんな積りで己と友達になろうと云うのかと...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...好意を有する積りであります...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...土民の老爺の話をする積りだったのだ...
中島敦 「南島譚」
...もう一(ひ)と息というところで行詰まって居るのです」「大谷千尋の正体を突き止めたのですね」「見当は間違わない積りですが...
野村胡堂 「青い眼鏡」
...貴方(あなた)は岡崎さんを弁護なさる積り?」「そんな事は無い」「口惜(くや)しいワ...
野村胡堂 「音波の殺人」
...お町に取入る積りらしく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昨夜の縮尻を取返して來る積りでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それが積り積つた上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前は何を言う積りだ」富山七之助は顔色を変えました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...裏から入る積りで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手前の骨折などを吹聴する積りは毛頭ない――が...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...とすれば秋田は見事に復讐した積りで実は死体を載せた自動車が...
浜尾四郎 「死者の権利」
...その荷物は二三日中にソーホー街八十八番の家へ返しにゆく積りだといい添えた...
松本泰 「日蔭の街」
...松山へ供をしてゆく積りでいる...
山本周五郎 「日本婦道記」
...どうぞここまでのお話のお積りで御聴取を願います...
夢野久作 「少女地獄」
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