...人間を積むんでさあ...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...その降り積む樣子が内地のとは違ふ樣だ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...稽古を積めば積むほど娯(たの)しみが深くなってゆきまして...
上村松園 「無表情の表情」
...修行を積むと、娑婆の世界がもつと明るく見えるのださうですから、修行をはげみませう』死後の世界の有樣を、こんな風に心靈は傳へる...
海野十三 「心靈研究會の怪」
...水泳の飛び込みでもおそらく習練を積むに従って水ぎわまでの時間が次第に長くなって...
寺田寅彦 「空想日録」
...眞垣なる、棕櫚がもと、眞木を積む、朶を積む、楢の木、櫟の木、そね、どろぶの木、くさぐさの、雜木も積むと、いちじくの、冬木の枝は、押し撓めて見えず...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...鑑識上の修養を積む機会をもたなかった余の趣味は...
夏目漱石 「思い出す事など」
...降り積む雪を落花と蹴散(けちら)し...
林芙美子 「新版 放浪記」
...判然(はつきり)返事をしろい!」娘は煉瓦積む手を止(と)めて...
ボレスラーフ、プルース 二葉亭四迷訳 「椋のミハイロ」
...洞穴などの廻りにも積む...
別所梅之助 「石を積む」
...○○○○○雪積む上の夜の雨 凡兆といふ下十二字を得て後...
正岡子規 「俳諧大要」
...キャプテーン・クローかつて航海せし船に種も大きさも異なる数猴を積む...
南方熊楠 「十二支考」
...その間に實世間の經驗を積むのも...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...善さんが南京袋をかついで来ては荷車に積むのや...
宮本百合子 「一太と母」
...財を積むは國を富ます所以なり...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...野営を撤去して橇に荷を積むのに午前の半分はかかつたし...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...この辺まで研究が積むと...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...馬の背に積むやら...
吉川英治 「新書太閤記」
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