...南穂高からは半里で...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...あの豊葦原水穂国(とよあしはらのみずほのくに)は...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...きのふけふのぐうたら句糸瓜の門に立つた今日は(子規忌)・旅の宿の胡椒のからいこと・羽毛(ハネ)むしる鶏(トリ)はまだ生きてゐるのに・しんじつ秋空の雲はあそぶあかつきの高千穂は雲かげもなくてお信心のお茶のあつさをよばれる芋虫あつい道をよこぎる竹籔の奥にて牛が啼いてるよ・露でびつしより汗でびつしより夜は教会まで出かけて...
種田山頭火 「行乞記」
...「偉い!楠公(なんこう)以上、赤穂義士以上、比翼塚(ひよくづか)を立てろ!」というようなことになるのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは赤穂義士じゃございませんでしたか...
中里介山 「大菩薩峠」
...三時内幸町の高千穂ビル...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...鹿どもの風にゆれる草穂(くさぼ)のような気もちが...
宮沢賢治 「鹿踊りのはじまり」
...穂積の息子と前後して都から帰ったのである...
森鴎外 「蛇」
...もとは若稲のまだよく固まらぬ穂を摘(つ)んで...
柳田国男 「海上の道」
...まず赤穂にやって来たのはよいねらいであり...
柳田国男 「故郷七十年」
...その上を麦の黒穂で叩いて...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...これを瑞穂(みずほ)の国に運び入れたのが...
柳田国男 「雪国の春」
...人間は人間なんだ」「話に穂を継ぐようですが」と登は静かに訊き返した...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...二月になって赤穂浪士たちに切腹の沙汰があった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...槍(やり)だ――槍の穂先(ほさき)だ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...キラリと光流を閃(ひら)めかす槍の穂も...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「もう、この世での、家庭の日は」と、丹女の観念も、そこに行き着いていたが、赤穂表の情勢は、急転直下、開城退散ときまり、同志の密盟とかたちを変え、ために、思いがけなく、彼女はふたたび良人(おっと)十内のすがたを家に迎える日に会った...
吉川英治 「日本名婦伝」
...芒の穂につつまれた磯の...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
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