...水が穂に被(かぶ)るばかりに見えた...
泉鏡花 「海の使者」
...二日間滞在中穂高行の同志が四名増して一行五名...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...麦の穂が出揃うて菜種が咲き揃うて...
種田山頭火 「其中日記」
...穂は小さく収穫は少なかった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...肩に担(かつ)いだ笹(ささ)の枝には草の穂で作った梟(ふくろう)が踊りながらぶら下がって行く...
夏目漱石 「野分」
...河原柳南風吹け麦の穂に河原柳の影法師最早今年も沢瀉(おもだか)の花はちらほら咲きました待ちも暮しもしたけれど河原柳の影法師山に父母蔓葛羅(つたがつら)何故にこの頃山恋し藪に茱萸(ぐみ)の木野に茨茱萸も茨も忘れたが藪の小蔭の頬白は無事で居たかと啼きもした山に二人の父母は藪の小蔭の頬白は河原柳の花も見ず南風吹け麦の穂に...
野口雨情 「別後」
...八穂(受話器をとって...
久生十蘭 「喪服」
...大西も穂積もまだグーグーねてゐる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...川島・穂積なんてのは...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...藤田・穂積・津田と結局四回やり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...穂積純太郎と、今日、筈見恒夫死亡のニュースが入ったので、これからくやみに行かうと、タクシー、田園調布へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...おれは果してそれを本気で求めていたと云えるか? 菜穂子にしろ...
堀辰雄 「菜穂子」
...菜穂子ももう散歩に出る元気はなかった...
堀辰雄 「菜穂子」
......
柳田国男 「こども風土記」
...粟穂稲穂は信州などともちがって...
柳田国男 「雪国の春」
...夜詰(よづ)めの侍(さむらい)が警固(けいご)する槍(やり)の穂(ほ)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...すべて自分達のすがたも赤穂浪人へ対して偽装(ぎそう)するのを必要と考えていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...野には一面に枯れほおけた芒の穂が靡き...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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