...兄哥(あにや)もそれだから稼ぐんだ...
泉鏡花 「海異記」
...稼ぐ稼ぐというが僕たちがどうして稼げるだろうか...
海野十三 「火星探険」
...電車の中で五百円紙幣を稼ぐためには...
海野十三 「奇賊は支払う」
...稼ぐというのは二の次で...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...――2.だが一日中其日のパンを稼ぐために奔走しなければならぬといふことは憂鬱だ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...小男(こおとこ)ながら小気味よく稼ぐ辰(たつ)爺さんがこぼす...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...百兩稼ぐか」平次は八五郎を伴(つ)れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「稼ぐ気はないか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...金を稼ぐなとは言ってない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...土曜のマーストパーク競馬で千ポンド稼ぐぞ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...明日の晩たくさん稼ぐから...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...どこへでもつとめて稼ぐ――そう言うわけだ...
三好十郎 「おりき」
...戦場へは出ずに留守城で稼ぐ...
山本周五郎 「城を守る者」
...稼ぐ事ばっかし夢中になって……キット平塚の何とか言う銀行屋さんの処ですよ...
夢野久作 「少女地獄」
...学費を稼ぐのが馬鹿げて来る...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...自分の寿命を稼ぐようなもんだ...
吉川英治 「治郎吉格子」
...あしたの良人の酒代を稼ぐのであった...
吉川英治 「親鸞」
...この胴まわりじゃ……!庭のなかAu Jardin鍬(くわ)――サクサクサク……稼ぐに追いつく貧乏なし...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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