...然うして後日永井君が偏倚館なぞと自宅に名稱を附して門戸を閉ぢたのも...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...無政府主義者が一般に革命運動と稱してゐるのは...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...彼常に「不感無覺」を以て稱せらる...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...總稱して日本高嶺とでも云ひたきもの也...
大町桂月 「一萬尺の山嶽」
...吉野櫻と稱するもの多きが...
大町桂月 「小利根川の櫻」
...之を鉾ヶ岳と稱す...
大町桂月 「冬の榛名山」
...こゝを下町と稱す...
大町桂月 「房州の一夏」
...芭蕉の稱する正風とは檀林の意匠文學から...
高村光太郎 「正と譎と」
...隱者または仙人と呼稱するはうが妥當のやうなしろものなのである...
太宰治 「お伽草紙」
...是れ一は黨と稱すれば自由黨の變名なるが如き嫌あると...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...前者は之れを稱して歴史的豪傑といふべく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...本妻の綾野を瘋狂(ふうきやう)と稱して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金藏の死骸が見付かつたぜ」「まア」「念佛でも稱へてやるがいゝ」平次はお茂が思ひの外平氣なのに少し張合ひ拔けがした樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...召使ひと稱する――實は主人の妾(めかけ)のお富といふ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ところで事實としての歴史はまた屡々「生」と稱せられてゐる...
三木清 「歴史哲學」
...サンヤレ織と稱へたで無らうか...
南方熊楠 「女順禮」
...日本新聞界の兩大關と自稱する毎日朝日の記者が...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...寛永三年九月十五日に大御臺所(おほみだいどころ)と稱さられてゐた前將軍秀忠の母...
森鴎外 「栗山大膳」
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