...わざ/\「不眞面目生」と稱して愛嬌ある手紙を渠によこしたのは...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...全歐思想界の一方に覇を稱するに至れり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...それでこの神の御名を稱えて御食(みけ)つ大神と申し上げます...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...東西十五町と稱せらる...
大町桂月 「赤城山」
...瀧の高さ二十丈と稱す...
大町桂月 「冬の榛名山」
...吉田氏の言に依れば今の三條八幡が即ち元の大御堂と稱へられた處で...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...この丘陵を人界に呼ぶ名稱はバチアイア...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...渡邊洪基氏は一たび伊藤侯の四天王の一人なりと稱せられたる人なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...前者は之れを稱して歴史的豪傑といふべく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...敬首和上のかくも此二書を推稱せるは...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...之を合蘇とも曷蘇館とも稱して居た...
内藤湖南 「女眞種族の同源傳説」
...支那の音韻學に重要なる新研究を成した顧炎武は、やはりかやうな場合に一種の原則を立てゝ、古人韻緩、不煩改字、と稱して居る...
内藤湖南 「平安朝時代の漢文學」
...保守々舊と稱して...
福沢諭吉 「帝室論」
...『それだから其(そ)れが學科(がくくわ)と稱(い)はれるのです』とグリフォンが注意(ちうい)しました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...ジェームズはこのことを彼の根本的經驗論(radical empiricism)と稱する立場によつて意圖してゐる...
三木清 「認識論」
...沙門は通稱の如くみえる...
南方熊楠 「毘沙門の名號に就いて」
...五郎作の稱が此時より始まつてゐる...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...名稱が各地區々である...
柳田國男 「食料名彙」
便利!手書き漢字入力検索