...そいつを小出しに...   
犬田卯  「沼畔小話集」 
...小出しに粉を入れておくらしい小さな瀬戸焼の壺を取りおろすと...   
薄田泣菫  「小壺狩」 
...革命十年後のこんにちまだ小出しにしてこうして売っているのだ...   
谷譲次  「踊る地平線」 
...いま小出しにしてるのだというような評判もあったが...   
谷譲次  「踊る地平線」 
...小出しに嘘をつかずに一ぺんでそれを飛び越すには...   
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」 
...十五一ぺんに嘘をつかずに小出しにつくことにきめて...   
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」 
...色々と思わせぶりなことを小出しにされるからには...   
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」 
...少しづつ小出しにそれを引出させることはできたけれど...   
徳田秋声  「花が咲く」 
...こちょこちょと小出しにこっそりやるので...   
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」 
...それからザラ銭が相当小出しにしてあるところを見つくろっても...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...既知の知識を小出しに売るだけではなく...   
中谷宇吉郎  「科学は役に立つか」 
...当ったことだけを小出しに話す...   
野村胡堂  「胡堂百話」 
...用心棒の力松の外にはないことになる」新吉は自分の智慧を小出しに見せ付けて...   
野村胡堂  「錢形平次捕物控」 
...未だまだ小出しに...   
牧逸馬  「双面獣」 
...小出しに出しておきたいのやが...   
正岡容  「寄席」 
...或いはじりじりと小出しにつかつてしまへ...   
室生犀星  「巷の子」 
...漸次小出しにまたそれを見せ合いながら進むまどろかしい均衡も...   
横光利一  「旅愁」 
...少し小出しに費(つか)いこむこッた」無駄口を叩きながら...   
吉川英治  「鳴門秘帖」 
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