...『通信を受取る時の状態は種々雑多(しゅじゅざった)であった...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...それには種々雑多な方法があるであろうが...
伊丹万作 「政治に関する随想」
...髷の名称ほど種々雑多なものはない...
上村松園 「髷」
...そのほか種々雑多の...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...種々雑多の現象に眩惑(げんわく)されて...
高浜虚子 「俳句への道」
...屋内からも種々雑多な犬の啼(な)き声が喧(かまびす)しく...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...種々雑多な小説類や哲学的の書籍に目を曝して居た様子です...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...眼瞼(まぶた)のうちに種々雑多な女人の俤があり/\と浮かんで...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...一口にも二口にも言うことのできない――つまり主として私の性格境遇から由来(ゆらい)した種々雑多な悲しい思い...
近松秋江 「雪の日」
...種々雑多な因子の中にはもちろん緊張の弛緩(しかん)から来る純粋な笑いもあった...
寺田寅彦 「蓄音機」
...種々雑多な事をやって...
夏目漱石 「模倣と独立」
...種々雑多な人たちが小さい食卓を囲んでいる...
林芙美子 「貸家探し」
...下の方は種々雑多な旅客の背中にこすられて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...種々雑多の物が赤青白黄紫などの極彩色で画いてある極めて精巧なものである...
正岡子規 「病牀六尺」
...秀吉とか家康とか種々雑多の人物が国家のために殺生した業報(ごっぽう)で...
南方熊楠 「十二支考」
...種々雑多の欲望に駆られつつ犯して来た...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...人間の鼻の表現の呪い方も森羅万象式で種々雑多に分かれております...
夢野久作 「鼻の表現」
...種々雑多な説を包含する大乗経典の文句を...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??