...僕等は実に種々雑多の因縁を背負つて生まれてゐる...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...『通信を受取る時の状態は種々雑多(しゅじゅざった)であった...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...それには種々雑多な方法があるであろうが...
伊丹万作 「政治に関する随想」
...それよりはずっとたくさんでもありずっと種々雑多でもあったので...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...といふ風に成るべく種々雑多の違つた道を指定して見ようと思ふのである...
高浜虚子 「進むべき俳句の道」
...種々雑多な会が現われて来ました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...この男は一本の綱の上に懸け渡した種々雑多な襤褸布を穢(むさ)くるしい幕にして...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...いかにも種々雑多ではあったけれども...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...実に種々雑多である...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...実に種々雑多であるけれども...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...美術批評家という風に種々雑多な人々であった...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...さてその外の五分は人によって種々雑多に書かれて居る事である...
正岡子規 「徒歩旅行を読む」
...また種々雑多の魂ありとしこれを分別すること難く...
南方熊楠 「十二支考」
...その他種々雑多の悪事濫行を歓喜天のおかげで成就する方を述べある...
南方熊楠 「十二支考」
...その他種々雑多なことをきくのは私です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そうした種々雑多な...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...種々雑多な千社札の数あるうち...
吉川英治 「江戸三国志」
...種々雑多な人間と知りあうことになりました...
吉川英治 「新・水滸伝」
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