...日本人は一草一木を大切にする文化があります...
...彼女は自然を愛しているので、一草一木にも気を配っています...
...山歩きの際は、一草一木に触れたり、害虫を取らないように注意しましょう...
...風景写真を撮るときは、一草一木までくっきり写せるようなレンズが必要です...
...稲作においても、一草一木を大事にしているところがあるそうです...
...乃至(ないし)一草一木の裡(うち)...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...その一草一木にも何かと思ひ出があつて棄て難いものがあるのである...
高浜虚子 「椿子物語」
...一草一木一石にも追憶がある...
種田山頭火 「其中日記」
...不用意に取って来た一草一木を机上に置いて一時間のあいだ無言で児童といっしょにひねくり回したり虫めがねで見たりするほうが場合によってははるかに有効な理科教育になるということもありはしないか...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...一草一木の細に至るまで実に一点の誤りもない規則ずくめに出来ている...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...製作に打ち嵌まるといかなるモデルも一草一木と同じようにしか思えない芸術家的心事は容易に同情される...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...旅に出て見れば家に居るにまして一草一木往時の思ひ出のしみないものもなく涙ばかり出て来る...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...一草一木ことごとく生き生きとして...
堀辰雄 「美しい村」
...天然を講究する人一草一木の微(び)を知り...
正岡子規 「俳諧大要」
...ただ俳句十七字の小天地に今までは辛うじて一山一水一草一木を写し出(い)だししものを...
正岡子規 「俳人蕪村」
...ただ俳句十七字の小天地に今までは辛(かろ)うじて一山一水一草一木を写し出だししものを...
正岡子規 「俳人蕪村」
...纔(わずか)に一草一木を画きしかも出来得るだけ筆画を省略す...
正岡子規 「病牀六尺」
...為山氏は一草一木を画きて画となす事も少からねど不折君は寸大の紙にもなほ山水村落の大景を描く癖あり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...此の世界を一草一木も無い一大沙漠の如きものと假想したならば何うであらうか...
村越三千男 「大植物圖鑑」
...庭は一草一木の奇をつくしてあつたが...
室生犀星 「故郷を辞す」
...蘇西(スエズ)の市街や運河の其処此処(そこここ)にある信号所の附近を除いては全(まつた)く一草一木も生(は)えて居ない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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