...この名高い速記者(種々の講談の)に敬意を感じたことを覚えている...
芥川龍之介 「本所両国」
...それは/\種々(いろん)な事を喋り立てる...
石川啄木 「菊池君」
...種々(いろいろ)な事を詳(くど)く喋つて聞かして...
石川啄木 「天鵞絨」
...その文明の発展について種々面白い空想を述べている...
石原莞爾 「最終戦争論」
...「愛」と語りて弛(たゆみ)なくその種々(くさぐさ)の語(かたらひ)の數(かず)いと繁きひといろは...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「ありとあらゆるわが思」
...自分は小説家でないとか文人になれないとかいったには種々の複雑した意味があったが...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...どん底に呻吟する貧苦の種々相をみつづけてきた正造は...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...豐碑の現存と倶に種々の史跡に徴して明白なるものなり...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...夜毎に種々(いろん)な男に会う女と知りながら...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...しかしこういう根本問題は別としてもまだ種々な科学的骨董趣味が存在するのである...
寺田寅彦 「科学上の骨董趣味と温故知新」
...池には赤や黒やまた種々な変り鯉が一杯居た...
豊島与志雄 「楠の話」
...その他種々の言い方を持っている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...種々な話があった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...以前の著者たちの権威によってなされた種々の発言を公表し採用しているからである...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...種々のゆがみをもちつつ...
宮本百合子 「新しい一夫一婦」
...それから後(のち)は昨日のように種々(いろいろ)な大仕掛な出来事は無かった...
夢野久作 「白髪小僧」
...飾り壇の下へ種々(さまざま)な物を落した...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...中世的な種々の特権組織から解放された近世的な都市の建設の開始でもあった...
和辻哲郎 「鎖国」
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