...そして醸造する朝に彼はポケットに一杯の種々の添加物をいれていた...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...種々の意見議論を鎔解して...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...種々な計画がめぐらされた...
豊島与志雄 「子を奪う」
...彼はその時何時も自然に種々なことをしきりに考え込んだ...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...「種々な用事があって...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...種々の都合上恒雄の家に起臥するようになったのである...
豊島与志雄 「囚われ」
...中にはいっているのは、何の役にも立たない古証文、手紙の断片、種々の受領書、つまらない日附や品目の覚え書、ぼろぼろの小袖の断片……要するに、全然屑籠の内容にすぎない...
豊島与志雄 「話の屑籠」
...だからいろいろな抽象や種々な仮定は...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...身体そのものの種々の成分のあいだ...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...種々の花飾りを編みて首に掛け腕に掛け胴を卷きなどす...
正岡子規 「花枕」
...種々血眼(ちまなこ)で探ったが見えず...
南方熊楠 「十二支考」
...お関はY県に居る自分のたった一人の子の事を種々な不安と憧憬を以て折々考える様になって来て居た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...そうして他に種々な事情も加わり一旦(いったん)仕事は中止され...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...種々の学問と高尚なる風流とが...
柳田国男 「雪国の春」
...その他の種々(くさぐさ)を供え...
吉川英治 「三国志」
...種々な雑念が去って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...鋳貨としての種々な金属の価値の間に一つの規制された比例が継続している間は...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...種々雑多な説を包含する大乗経典の文句を...
和辻哲郎 「鎖国」
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