...私はこの種の研究が早晩日本の学者の手で遂行される事を望んでいる...
寺田寅彦 「蓄音機」
...この『徒然草』第百九十四段の中の「嘘に対する人々の態度の種々相」とかなりまでぴったり当て嵌(は)まるのは実に面白いと思う...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...世間に現われた種々の問題には...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...新聞のゴシップ種子(だね)になるようなことも珍らしくなかった...
徳田秋声 「仮装人物」
...亦一種の厭世観のみ政治家は徹頭徹尾現実世界の人なり現実を離れて政治なるものなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...古靴屋の憤慨の種ともなり喜悦の種ともなった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...――それには二つの種類があります...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼は一種の敬虔(けいけん)な恐れを感じていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...もし睡眠剤(すいみんざい)が思うように功を奏しないと危険であると云う診断だそうで私はそれを聞くや否や一種いやな感じが起ったのです...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...諸種の情報が一度に集まって来ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...詩の情想やスタイルの上に種種の變移があつて...
萩原朔太郎 「青猫」
...所有するいかなる種類の記載物についても...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...しかも千年前の歌に此種類の歌ある事を現すと同時に...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...同一の種類の気候が同じ時期の異る国をしばしば支配することを...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...三尺ばかりの鉄の柄がついた一種の投槍で...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自己の心理生活の到るところにこの種の変態心理を発見し得べき事を証するに止むべし...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...千種(ちぐさ)の頭(とう)ノ中将忠顕卿(ただあききょう)へ御会見のためまいられたこと...
吉川英治 「私本太平記」
...この種のパニックが一七九七年の恐慌の原因であったのであり...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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