...妖怪の種類を挙げて申さば...
井上円了 「おばけの正体」
...彼は次に何を欲するか? たしかにそれは同じ種類の一層多くのあたたかさではあるまい...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...列車はあとにつづく種蒔器械のようにそのなかに種子として多くのいそがしい人間や浮動する商品を蒔きちらす...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そうして、会費のようなものも、甲乙丙の三種で、師匠分の人は甲、独立している程度の所は乙、まだ年季中の者で、弟子連中は丙というように公平に取り扱い、会の維持法等については、合理的に能(よ)く相談を致し、また会頭、幹事並びに理事部長の任期何年という事を討究の末ほぼ決定しました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...私の大好きな二種の露西亜塩筋子(ロシアキャヴィア)の附け合せと同じ効果を出していたからだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...ことに人の自画像などには一種の原因不明な反感のようなものさえもっているのであるが...
寺田寅彦 「自画像」
...ベルグソンの与えている種々な笑いの場合で私のいわゆる「仮説」とどうしても矛盾するようなものはなくて...
寺田寅彦 「笑い」
...一種の大衆性を有つということだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...王應麟の一種の目録學...
内藤湖南 「支那目録學」
...一種の無くてならぬ嗜好物になる資格があるのではないか――人によって言を捨てずということもあるから...
中里介山 「大菩薩峠」
...原稿の後を続けろ」千種は時間も疲れも超越して...
野村胡堂 「音波の殺人」
...貴下のお書きになる種々な人物のなかで...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...一種の焦(こ)げつくやうな興奮をさへ感じてゐる...
林芙美子 「浮雲」
...その教授法に種々の改善や変更の施されることが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ユリの諸種はみな宿根草(しゅっこんそう)である...
牧野富太郎 「植物知識」
...種々(いろいろ)の化粧道具と一所に...
夢野久作 「白髪小僧」
...あらゆる階級と種類がミッシリと揃った...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...報酬に応じてどの国家のためにも戦争に従事する一種の企業家である...
和辻哲郎 「鎖国」
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