...普通の家蠅は色々の細菌をはこんで廻るが(すくなくとも三十種類の病菌が蠅によって伝播される結果...
石川欣一 「比島投降記」
...然し今は然うでない!誰しも恁(こんな)場合に感ずる一種の不滿を...
石川啄木 「鳥影」
...優秀な文明が劣等の文明を支配することを一種の権利の如く考えて来たことは甚だ久しいもので...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...一種の空虚を感じるのである...
種田山頭火 「其中日記」
...馬のこの種の放電に対する反応いかんである...
寺田寅彦 「怪異考」
...この距離においては吾人は種々の場合に別の方則に従う凝集力を考えたくなる...
寺田寅彦 「方則について」
...従ってこの種の系統の哲学からは...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...この二種の政治状態を比較すると...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...この「え」の二種の別は...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...或は抑制せられた生に抗して病気の勝手に生み出す一種の幻覚に過ぎないのだろうか...
堀辰雄 「菜穂子」
...何か勿体振つた鬱屈の種を私は探さうとでもしてゐるのか? 学生の時分夏休みで帰つてゐる間(夏休みには限らない...
牧野信一 「毒気」
...キツネノボタン科に属する飛燕草属の一種なる Delphinium grandiflorum L. var. chinense Fisch. であると断定して疑わない...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...誰もろくに見てやらないこの種の捏鉢は...
柳宗悦 「京都の朝市」
......
柳田國男 「日本の伝説」
...それを目当てに種を撒くために存在するものの如く言い伝えているが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...一種のナンセンスと云えば云える状態である...
夢野久作 「探偵小説の正体」
...橇行及び短時間飛行によって到達した種々の地点における驚くべき高速かつ効果的なボーリングと発破作業...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...しかしある同種類の描写のみがことごとく存せぬということは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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