...蟹江は一種のあせりを感じていました...
梅崎春生 「Sの背中」
...「これまた同樣理解するといふよりはむしろ體驗に依つて感得するの外なき」音樂と同じやうな或種の調和的事象として定義するのが常であつた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...如何なる種類の人でも...
高浜虚子 「俳句への道」
...子種のないと云うことが難癖をつけるのに都合が好(よ)かった...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...七蔵が種を振(ふ)れば...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...これに対するイデオローゲン側の一種の無意味な無知さえなかったら...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...結婚によって女は一種の自立性を獲得するが...
豊島与志雄 「聖女人像」
...今はそれを思うのは一種の苦痛であったが...
豊島与志雄 「二つの途」
...ある種の素質を有するもののみが経過する三段であって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...當時の外交は一種特別の事情があるので...
内藤湖南 「聖徳太子」
...兄妹(きょうだい)とも気がつかないから一種妙な感じがした...
夏目漱石 「三四郎」
...ガラッ八に種を聞いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...足で種を取るから「足の勇」と言われる位の男で...
野村胡堂 「流行作家の死」
...また母に語れるやうな土産噺は生憎と種切れだつた...
牧野信一 「風流旅行」
...従令自分が蒔いた種とは云へ...
牧野信一 「妄想患者」
...僅(わず)かに前の湯婆の句と種類を同じうするのみ...
正岡子規 「俳諧大要」
...あらゆる種類の生産物が平等にその影響を蒙るからである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...種々雑多な説を包含する大乗経典の文句を...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索