...それらは一種の卑怯(ひきょう)でなければならぬ...
石川啄木 「弓町より」
...下一段變化のやうに多くの種類の働きの語があることが...
高田力 「ベーシック英語」
...種々雑多な見物人たちが...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...種族の保存上必要な天然の経済理法によるものかもしれない...
寺田寅彦 「沓掛より」
...各種ファッショ団体の整理統一と併行して...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...世界各地に亘ってこの種のものを書きたいという志望を...
豊島与志雄 「小説集「白塔の歌」後記」
...もちろん種々の意見は助けになる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...唯(ただ)その処まで尋ね到る間の道筋や周囲の光景及びそれに附随する感情等によって他日話の種となすに足るべき興味が繋(つな)がれるのである...
永井荷風 「日和下駄」
...この種の雪は外国では記載が少いのであるが...
中谷宇吉郎 「雪」
...いずれも私の一度経過した煩悶(はんもん)(たとい種類は違っても)を繰返(くりかえ)しがちなものじゃなかろうかと推察されるのです...
夏目漱石 「私の個人主義」
...カントは頭痛の種である...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...慨嘆して「法律もし三蔵を殺すこと能わずんば種臣彼を殺さん」と喚(よば)わられたとのことである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...ある種の驚きがあったが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...一種の美しさがある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...最近現われたこの種の作品中目立ったものであるし...
三好十郎 「恐怖の季節」
...園楓(ゑんふう)は和多田玄順(わただげんじゆん)の貽(おく)る所の種(たね)だと云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ひとまず千種(ちぐさ)殿のおん許まで行こう...
吉川英治 「私本太平記」
...まだ見たことも聞いたこともない種々の人々の苦しみや涙や歓びやなどを想像し...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
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