...峰高く巌稠しては眼を載せて行く...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...面積や道具だての宏大な割に人口がきわめて不稠密な点からいうと...
海野十三 「深夜の市長」
...粘(ねり)稠剤の関係でか...
大手拓次 「「香水の表情」に就いて」
...關東で一番有名で稠密な桐生足利といふ織物産地に此毒が流れて來る...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...却つて人口稠密な日本側からの移住者によつて壓倒されてゐた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...虫の音日中の暑さにいつもより稠くなりぬ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...もっとも人口稠密(ちゅうみつ)だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...かつて繁栄し人口の稠密であったエジプトについても云い得よう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...もしヨオロッパの最もよく耕作されかつ最も人口稠密な国に現在の土地と農場の分割が行われており...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その生活資料に比例して人口稠密な国たらしめているのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...観照的に錬稠(れんちう)して見せたのは...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...関西地方のように早くから人口が稠密(ちゅうみつ)で一村の分限の狭い所では...
柳田國男 「地名の研究」
...」]北半部の稠密なのに比べて南半部には空地を存してゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...樊稠(はんちゅう)は右将軍(うしょうぐん)に任ぜられた...
吉川英治 「三国志」
...「樊稠(はんちゅう)樊稠っ...
吉川英治 「三国志」
...李別は、叔父に代って、「諸君、こういうわけだ」と、樊稠の罪を、席上の将士へ、大声で演舌した...
吉川英治 「三国志」
...召さるなよ』諸侯の稠坐(ちゅうざ)している溜りの方へ向って...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...これらの国土の人口稠密を思わせた...
和辻哲郎 「鎖国」
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