...月鉾の稚子のくちびる玉蟲の色こきほどの言の葉もがな○「あんたは地體上方の人ぢやないんですね」扇雀の樂屋でBが箱登羅に聞いた...
竹久夢二 「砂がき」
...弟子の稚子(ちご)に死なれて眼前の無常に驚き...
中里介山 「法然行伝」
...さればといって稲舂(つ)けば皸(かが)る我が手を今宵もか殿の稚子(わくご)が取りて嘆かむ(万葉集巻十四...
中谷宇吉郎 「雪」
...脣(くちびる)に臭ぞ殘る放埒の慾心のあさましく汚らはしああ悔恨は死を迫るつと起き出でてよろよろとたんすを探る闇の中しかはあれ共ピストルを投げやりてをののきぬ怖れぬ床に身を臥(ふ)してそのたまゆらに狂ほしく稚子のやうにも泣き入りぬさはしかすがに事もなく夜の明けたるを悦びて感謝の手をば合せぬる...
萩原朔太郎 「宿醉」
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松本たかし 「松本たかし句集」
...美しいお稚子(ちご)人形のようであった新九郎は...
吉川英治 「剣難女難」
...稚子(ちご)大将にふさわしいお旗だ...
吉川英治 「私本太平記」
...そちの主君の稚子大将は...
吉川英治 「私本太平記」
...「稚子(ちご)...
吉川英治 「新書太閤記」
...寺の稚子と、彼は見た...
吉川英治 「新書太閤記」
...稚子の遮那王は、「何もしておりはせん」首を振って、「おまえ達を、探していたんだ」と、あべこべにいう...
吉川英治 「親鸞」
...あの稚子(ちご)が...
吉川英治 「親鸞」
...稚子髪(ちごがみ)の時代の十八公麿(まつまろ)が...
吉川英治 「親鸞」
...二人の稚子(ちご)と牛飼の男が...
吉川英治 「親鸞」
...草の中から稚子(ちご)が...
吉川英治 「親鸞」
...鞍馬の一稚子(ちご)を擁して...
吉川英治 「随筆 新平家」
...ほかにも同じ年頃の稚子(ちご)はたくさんいるので...
吉川英治 「源頼朝」
...他の稚子たちを追って...
吉川英治 「源頼朝」
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