...稚子(をさなご)のやうに成りて正雄の膝を枕にして寐る時あり...
樋口一葉 「うつせみ」
...――やがて輿からおろされた千寿王はほんとにきれいな稚子(ちご)だった...
吉川英治 「私本太平記」
...稚子(ちご)まで目をうばうばかり華麗な列だった...
吉川英治 「私本太平記」
...髪を稚子輪(ちごわ)に結い...
吉川英治 「私本太平記」
...寺の稚子と、彼は見た...
吉川英治 「新書太閤記」
...「稚子」「はい」「名は何というか」「佐吉(さきち)と申します」「佐吉か...
吉川英治 「新書太閤記」
...稚子(ちご)の佐吉を伴(つ)れて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...稚子(ちご)を連れたひとりの老僧が...
吉川英治 「新書太閤記」
...玄武や朱雀(すじゃく)の繁華な巷(ちまた)でも行われる「稚子攫(ちごさら)い」のうわさである...
吉川英治 「親鸞」
...稚子攫いを職業にする悪者は...
吉川英治 「親鸞」
...稚子さらいの手にかかったのじゃあるまいかなあ」箭四郎がつぶやくと...
吉川英治 「親鸞」
...「あわれなる稚子(ちご)」などと可憐(いとし)がる者はない...
吉川英治 「源頼朝」
...中院にいるほかの稚子たちは...
吉川英治 「源頼朝」
...稚子たちは、わらわら逃げ散った...
吉川英治 「源頼朝」
...稚子輪(ちごわ)に結った髪も...
吉川英治 「源頼朝」
...他の稚子たちを追って...
吉川英治 「源頼朝」
...一山の僧も稚子までも...
吉川英治 「源頼朝」
...「稚子がひとり逃げたぞっ...
吉川英治 「源頼朝」
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