...十月になっても被りつづけている麦稈帽子...
有島武郎 「星座」
...キチン氏は薄汚い園芸服に破けた麦稈帽(むぎわらぼう)を被(かぶ)つて...
薄田泣菫 「茶話」
...古い麦稈(むぎわら)帽でひよつくり神戸に帰つて来た島村氏は...
薄田泣菫 「茶話」
......
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...暢気(のんき)さうに岩魚(いはな)を釣つて居る鍔(つば)の大きい麦稈(むぎわら)帽子の人もあつた...
田山花袋 「朝」
...古ぼけた麦稈帽の下から...
豊島与志雄 「悪夢」
...おみつは綺麗な麦稈帽子を貰った...
豊島与志雄 「土地」
...その新らしい麦稈帽子だけが...
豊島与志雄 「土地」
...おみつの綺麗な麦稈帽子も...
豊島与志雄 「土地」
...粗末な麥稈帽子(むぎわらばうし)と灰色の粗羅紗(あららしや)の外套を着てゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...葉片下に稈を取り巻く長い葉鞘がある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...メダケなどの稈は...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...それから茎すなわち稈が出て生長するから...
牧野富太郎 「植物記」
...稈は円柱形を成して数多の節(すなわち※(よう))あり...
牧野富太郎 「植物記」
...もし佳肉に飽かしむべくしてかへつてこれに高粱を与へ石牀に眠らしむべくしてかへつてこれを粱稈に居らしめんか...
正岡子規 「従軍紀事」
...赤シャツの農夫は炉(ろ)のそばの土間に燕麦(えんばく)の稈(わら)を一束(ひとたば)敷(し)いて...
宮沢賢治 「耕耘部の時計」
...サドガラのガラは恐らく稈であって...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...茶色になった麦稈(ばっかん)帽子は以前にも増して殖えたように見えた...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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