...彼は稀代の才能を持っている...
...彼女は稀代の美人だ...
...稀代の事件が起こった...
...稀代の名盤として知られる...
...彼は稀代の政治家だった...
...なるほど大江山(おおえやま)の酒顛童子(しゅてんどうじ)や羅生門(らしょうもん)の茨木童子(いばらぎどうじ)は稀代(きだい)の悪人のように思われている...
芥川龍之介 「桃太郎」
...「朝月は稀代(きだい)の名馬だ...
安藤盛 「三両清兵衛と名馬朝月」
...即ち稀代の名将フリードリヒ大王並びにナポレオンに関する軍事研究の資料は...
石原莞爾 「戦争史大観」
...稀代の怪賊烏啼天駆の隠家(かくれが)へ乗込んだ...
海野十三 「心臓盗難」
...承前・稀代の怪事「いつ...
海野十三 「地球発狂事件」
...憎んでも飽き足りないのは彼の蠅男! 蠅男こそ稀代の殺人魔である...
海野十三 「蠅男」
...死線を越えて稀代(きだい)の怪魔(かいま)「蠅男」の暴逆(ぼうぎゃく)のあとを追うて苦闘また苦闘...
海野十三 「蠅男」
...稀代(きだい)の怪盗二十面相とのたたかいに...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...稀代の妖婦お妙を喪(うしな)つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...稀代の喧嘩巧者で酔へば酔ふほど隼のやうな身軽さになり変るといふのであつた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...シヨーペンハワーには一寸ひつかゝつてゐる――」「あの稀代の厭世家か?」「さう一概には決められないが...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...稀代(きたい)の浄地とおぼえたり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...女自雷也(じらいや)と名乗る稀代(きたい)な女賊じゃ...
吉川英治 「大岡越前」
...人間を畜生以下のものに規定した稀代(きたい)な悪政治のもとに...
吉川英治 「大岡越前」
...ところがまことに稀代な一刀流の達者で...
吉川英治 「剣難女難」
...ただ稀代な変り者もあるものだと嗤(わら)っていた...
吉川英治 「剣難女難」
...稀代な英傑が呉に生れたものだと」魯粛(ろしゅく)もそれへ相槌(あいづち)を打って...
吉川英治 「三国志」
...幼少すでに彼は稀代(きたい)な空想児だった...
吉川英治 「新書太閤記」
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