...本邦稀に見る絶壑(ぜつえい)を成し...
石川欣一 「可愛い山」
...福世氏は私を助けて材料を東京から持って来て呉れ、私は稀に見る、かつ、こわれやすい標本を、いくつか取扱った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...羅馬は古代史上稀に見る...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...稀に見る大規模な又特有な性質を有っている...
戸坂潤 「科学論」
...誠に稀に見る逸物である...
中島敦 「盈虚」
...全篇稀に見る浸々したもので...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...他人に対して稀に見る気短かと癇癪持であるが為なのだ...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...その標本画のうちに未だ酔漢の運動状態だけが不足してゐる――と彼は兼々私の酔態が稀に見る奇体なものであるからモデルになつて欲しいと望まれてゐた...
牧野信一 「痴酔記」
...稀に見る勤勉家だ...
牧野信一 「風媒結婚」
...稀に見る愉しさだつた...
正岡容 「寄席風流」
...稀に見る戲曲的なもので...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...稀に見る優れた人々の真価を認め...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(a)アイソポス〔イソップ〕は稀に見る優れた著者であって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...稀に見る美しい老婆で笑う口もとから洩れる歯が...
横光利一 「夜の靴」
...帝大の学帽のまま最初から稀に見る穏やかな笑顔をつづけて黙礼したきり...
横光利一 「旅愁」
...稀に見る智謀の将だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...稀に見るお人でござります...
吉川英治 「新書太閤記」
...そうして稀に見る天才であった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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