...正月五ヵ日の間毎日のようにお菊の家の隣の新兵衛(しんべえ)の家に遊びに行った...
伊藤左千夫 「落穂」
...新兵衛の婆(ばば)にあって...
伊藤左千夫 「落穂」
...秋田から餅米を取りよせて新兵衛餅と比較して見た...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...すなわち中村屋の餅は最上の新兵衛餅ひとすじであって...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...御一族の新兵衛尉朝盛さまの御様子が...
太宰治 「右大臣実朝」
...いけどりと云えば、あさい石見守(いわみのかみ)、赤尾みまさかのかみ、おなじく新兵衛、この三人のかた/″\は武運つたなく縄目のはじをおうけになって御前へひきすえられました...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...今の次の間の話――田中新兵衛が何者を斬ったかというのはこうである...
中里介山 「大菩薩峠」
...「田中新兵衛――」薩摩の田中新兵衛とは何者とたずぬるまでもなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...おそらく新兵衛ではあるまいということ...
中里介山 「大菩薩峠」
...番頭の新兵衛でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...離屋にうろうろしている番頭の新兵衛に囁(ささや)きます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...新兵衛の顛倒した様子は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...先程までここにありましたが――」平次は新兵衛の顫える顔を見やりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今度は番頭の新兵衛を呼出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人の新兵衛がお今という女房があるのに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...伊勢屋新兵衛が来て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...新兵衛にございますが」「いま出る...
吉川英治 「私本太平記」
...――正行の弟の正時(まさとき)、和田新発意(しんぼち)、同新兵衛、紀ノ六左衛門、楠木将監らのほか、正成の代からの旧臣、八木ノ入道法達だの、安間了現なども、「はて、遅い御退出、どうなされたのか」と、みな待ちびさしげに地にすわりこんで、待っていた...
吉川英治 「私本太平記」
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