...相逢うて胸襟を開くこと稀なれば...
大町桂月 「房州紀行」
...「人が禽獣と異なる所以(ゆえん)のものはほとんど稀である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...大仏の境内梅に遠会釈(とおえしゃく)二月二十一日 古稀祝を兼ね家庭俳句会...
高浜虚子 「六百句」
...いはば動きの意味を稀薄にして融通のきくやうにしてゐるとも言へる...
高村光太郎 「能の彫刻美」
...だから長さ Oqbによって表わされる消費量 qbの稀少性は...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...旧い空気によって排除されていなければならなかったような稀薄な空気だったのだろうか...
戸坂潤 「友情に関係あるエッセイ」
...併しそれは稀の事で...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...ルウベンスまたタアナアの描ける暴風の図は人をして恐怖の情を催さしむといへども暴風の齎(もたら)し来る湿気(しっき)の感を起さしむる事稀(まれ)なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...ざわつく街のために稀薄(きはく)な印象をとどめていた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...カフカはこうした「非理論的抽象」というものに成功した稀有(けう)な作家である...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...世にも稀なる平和の里であつた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...定めし十人並以上の所謂鄙には稀なる器量好しであつたのであらう...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...余地と食物との稀少が...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...稀にはまた三、四趾を駢(なら)び生ずるあり...
南方熊楠 「十二支考」
...まして上人の作を大切に保存している寺はごく稀(まれ)にしかないからです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...家の宝としても稀代(きたい)な名品...
吉川英治 「江戸三国志」
...稀(たまたま)、それが父の気もちにさわったらしく「何だ、その大面(おおづら)は...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...自分の醜さに堪えられぬほどの恥ずかしさを感ずることも稀ではない...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
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