...若楓のある特質を見出(みいだ)して称美したのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...自分の腕前をそんなに称美してくれる人に会ったことがなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そが郷国(きょうこく)フランドルの古画に現はれたる生活慾の横溢(おういつ)を称美したる一章あり...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...そが郷国(きょうこく)フランドルの古画に現はれたる生活慾の横溢(おういつ)を称美したる一章あり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...今その重(おも)なる制作中殊(こと)に泰西人の称美するものを掲ぐれば第一は『北斎漫画』十五巻及びこの類の絵本なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...摺物(すりもの)扇(おうぎ)地紙(じがみ)団扇絵(うちわえ)等に描ける花鳥什器(じゅうき)の図はその意匠殊(こと)に称美すべきものあり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...あたかも好(よ)しこの時Cernuschi(チェルヌスキ),Duret(ヂュレエ),Guimet(ギメエ),Rgamey(レガミー)の如き旅行家の日本より帰来して盛(さかん)に日本の風土と美術を称美するあり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...この種類の中(うち)にて吾人は藍色(あいいろ)の濃淡殊に美しき衣裳をつけたるものを称美す...
永井荷風 「江戸芸術論」
...かの大判の竪絵(たてえ)鯉魚(りぎょ)滝上(たきのぼ)りの図は外人斉(ひと)しく称美する処なれども...
永井荷風 「江戸芸術論」
...草筆(そうひつ)の漫画には北斎広重また夙(つと)に世の称美する処となれり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...されば私のてくてく歩きは東京という新しい都会の壮観を称美してその審美的価値を論じようというのでもなく...
永井荷風 「日和下駄」
...九段坂下(くだんざかした)の牛(うし)ヶ淵(ふち)等古来人の称美する場所の名を挙げるに留(とど)めて置く...
永井荷風 「日和下駄」
...西郷隆盛(さいごうたかもり)の銅像を称美しなかった事などに起因したのであろう...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...九段坂下(くだんざかした)の牛(うし)ヶ淵(ふち)等(とう)古来人の称美する場所の名を挙げるに留(とゞ)めて置く...
永井荷風 「水 附渡船」
...西洋にては巴里(パリー)に赴きて初めて菜蔬(さいそ)の味(あじわい)称美すべきものに遇(あ)ふといへどもその種類なほ我国の多きに比すべくもあらず...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...お松の字をことごとく称美して...
中里介山 「大菩薩峠」
...この法然房のように物を申す僧には会ったことがござりませぬ」と称美したのを聞かれて御室から法然を招かれ...
中里介山 「法然行伝」
...世人にまで称美される風を作った...
吉川英治 「剣の四君子」
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