...そしてHが称ふ音(おん)が...
牧野信一 「秋・二日の話」
...」グリツプと称ふのはFが飼つてゐる此の鸚鵡の名前である...
牧野信一 「鸚鵡の思ひ出」
...いつだつたか私は仕方がなしにグリツプと称ふ名前を与へたのだつた...
牧野信一 「鸚鵡の思ひ出」
...盗賊と称ふ形容は...
牧野信一 「鏡地獄」
...もう一人「清親」と称ふ得体の知れぬ人間が「居ない」とは彼れは思へなかつた...
牧野信一 「鏡地獄」
...庭隅の大々丸と称ふ柿だけが奇妙な薄黄色を帯びて来た...
牧野信一 「蔭ひなた」
...と称ふのがあつた...
牧野信一 「環魚洞風景」
...それとも誰に対してもさういふ性質なのか――などゝ私は頗る真面目に考へて「つまりあゝいふ風な女性を娼婦型とかヴンプ型とか称ふのであらうか?」決してそんな大した型であるはずもなかつたのであるが...
牧野信一 「サロメと体操」
...その絵を描いてゐる時のこと――私は七郎丸と称ふ漁家の家号がくゞり戸の障子に筆太に誌してあるその友達の家が撥釣瓶(はねつるべ)のある竹籔の傍らをまはつて突当りの凹地の日溜りに...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...彼はそれに「父を売る子」と称ふ題名を付ける気でゐる...
牧野信一 「父を売る子」
...一枚の挿画にアルジエリア・マントを肩にしたPandus(パンダス)と称ふひとりの海賊(いくさにん)が...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...蘇摩と称ふ美しい飲物を飲むだりして...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...さう云ふ見得を切るのが得意の小原田参四郎と称ふ三百代言人であつた...
牧野信一 「沼辺より」
...あたりの森に住んでゐる鳥類が驚きの叫びを挙げて四散し去り――Hと称ふ鉄砲の名手が私達の仲間に居て...
牧野信一 「ビルヂングと月」
...親不孝な男と称ふ題名の小説を文壇に発表して多くの嘲罵を買つた自分は...
牧野信一 「冬の風鈴」
...小間使とは称ふが...
牧野信一 「湖の夢」
...先日東京から遊びにきた(古典派洋画家と自ら称ふ)友人と珍しく僕は海辺を歩ひた...
牧野信一 「予の恋愛観」
...その忌日(六月廿九日)をカーネーション日と称ふ...
南方熊楠 「きのふけふの草花」
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