...それは皆「恐怖王」と自称する首魁(しゅかい)からゴリラ男と覚しき人物に送られた...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...支那の天地開闢説と称する...
高木敏雄 「比較神話学」
...学生の趨向(すうこう)その変遷する所を推してしかして称するに流行を以てす必しも不可なるに非ず...
津田左右吉 「史論の流行」
...顕著あるいはやや顕著と称する地震の一つ二つ起こらない月はない...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...殆んど思想と称するに足るものがないのを読者は見るだろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...書肆春陽堂三年前より余が旧作を改版するに世俗ポイント活字と称する細字を以てす...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...シャカオと称する一種の酒の如きものを嗜(たしな)む...
中島敦 「環礁」
...鉱山と称する塵芥のような建物が...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...流るるままに浮かんでゆくを称するのであるが...
新渡戸稲造 「自警録」
...彼らはこれを「正義」と称するのである...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...ヤキと称するすき焼を食ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...これすなわち不発育の葉にしてこれを鱗葉と称す...
牧野富太郎 「植物記」
...塩を交えてハコベジオと称する歯磨き粉を製する...
牧野富太郎 「植物記」
...仁丹の広告看板にある紳士のような滑稽な美髯(びぜん)を蓄えた支配人と称する三十六...
正岡容 「寄席」
...その五子と称し四老と称す...
正岡子規 「俳人蕪村」
...そのように国家を否定する思想を無政府主義と称するが...
矢部貞治 「政治学入門」
...例の寒山寺箱と称する唐本型の巻紙封筒入れなど...
山本笑月 「明治世相百話」
...又は家庭教師と称するもので...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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