...兎に角芭蕉の芸術的感覚は近代人などと称するものよりも...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...草津行の乗合馬車には赤馬車と称する会社があって...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...友人の称する所の神を嘲ったのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...顕著あるいはやや顕著と称する地震の一つ二つ起こらない月はない...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...之が時間を純化すると称する場合の仕組みに外ならないのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...武術の達人の残心のうちの一つと称すべく...
中里介山 「大菩薩峠」
...成吉思汗(ジンギスカン)の軍使と称する大男が...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...この器具には Vanity of Vanity 測定器と称する一種の(斯う云ふ抽象語は註されぬのであるが)顕微鏡が備へられてゐて...
牧野信一 「ラガド大学参観記」
...そしてオオクボシダの名はその副称すなわち異名として存して置けばそれでよいのだ...
牧野富太郎 「植物記」
...学名を Iris laevigataFisch. と称するが...
牧野富太郎 「植物知識」
...適尽諸級法と称する算法について方程式の諸項の極大極小を決定しようというのも同じく誤っているが...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...主義というものは自分で称するよりも反対者から押し附けられるものであるということの最も日常的な例がここにある...
三木清 「人生論ノート」
...その要求で解決がつけば自分と妻とが今日の文明と称するもののうちに深淵をひらいている非文明の力に金縛りになっているより大きい事実にはあまり目を向けないという結果になっている...
宮本百合子 「新しい船出」
...Yachi ヤチ A Swamp 沼沢奥羽各県下には谷地と称する固有地名があるのみならず...
柳田國男 「地名の研究」
...サンカと称する者の生活については...
柳田国男 「山の人生」
...或いは御幣餅(ごへいもち)・五兵衛餅とも称する串(くし)に刺した焼飯のごときも...
柳田国男 「山の人生」
...アシナカ(足半)と称するものを用い...
柳田国男 「山の人生」
...玄徳は魏延の功を称するとともに...
吉川英治 「三国志」
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