...名はギリシア宗と称すといえども...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...その他国宝とも称すべき頭山翁が書いて下された幅...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...支那の天地開闢説と称する...
高木敏雄 「比較神話学」
...自ら「実直な商売人」と称する彼が...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...通俗科学などと称するものがやはり同様である...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...昔の物理学者らが一名を電子と称するテルの矢のねらいは熟練と注意とによって無限に精確になりうると考えたに反して...
寺田寅彦 「野球時代」
...そこでリアリストとみずから称するものは二つに別れる...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...性格的乃至(ないし)心理的小説と誇称する作品がある...
中島敦 「光と風と夢」
...この甕(かめ)は夏まで水葵(みずあおい)と称する水草(みずくさ)が茂っていたがその後烏の勘公が来て葵を食い尽した上に行水(ぎょうずい)を使う...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...堂々たる上流の士君子と称する輩が...
福沢諭吉 「日本男子論」
...成吉思汗(ジンギスカン)の軍使と称する大男が...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...植物学上果実の分類からいえば漿果(しょうか)と称すべきであるが...
牧野富太郎 「植物知識」
...予が毒竜の現物と上に述べた鱗蛇は在インドの英人これを水蜥蜴と通称するほど水辺を好み...
南方熊楠 「十二支考」
...著座と称する家柄の采女が劫(かへ)つて目附役の次に出された...
森鴎外 「椙原品」
...その父であり叔父でありまた伯母であると自称する二人の男と一人の乳母とが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そのころはすでに比丘尼の木像と称するものがあり...
柳田国男 「雪国の春」
...二つには顔良を打った関羽と称する者の実否をたしかめてみたいと思います...
吉川英治 「三国志」
...小川芋銭(うせん)がコマ絵と称する写生図を毎日載せ...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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