...寧(むし)ろ彼等が白日夢裡(はくじつむり)に逍遙遊(せうえうゆう)を恣(ほしいまま)にしたる別乾坤(べつけんこん)なりと称すべきか...
芥川龍之介 「骨董羹」
...これは天才と称する怪物のことでありますから...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...況(いわ)んやかの天才と称する連中(れんじゅう)になると...
芥川龍之介 「路上」
...調髪師と称するには...
辰野九紫 「青バスの女」
...ハイディンガー・ブラッシと称するものがある...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...次に雨氷と称するものは...
寺田寅彦 「凍雨と雨氷」
...此の国の自由詩と称するものは...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...一般の露西亜人は靴下と称すべきものを用ゐず...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...芸術家を自称するのは簡単だが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...さんざん悩ました辣腕(らつわん)家に「第二号」と称する覆面(ふくめん)の士のあったことはあまりに有名だ...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...またチョウセンアカザとも称する...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...哲学者と称する者の陥り易い瞑想癖(めいそうへき)から彼を救い...
三木清 「西田先生のことども」
...そして道を距てた前に民芸館と称する...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いわんや普通の職人と称する類に至っては...
柳田国男 「家の話」
...上方(かみがた)から来たと称する半商半農の資産家が今でも多いが...
柳田国男 「家の話」
...殊に山路(さんじ)と称する山中の村々では...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...犯人は志村のぶ子と称する絶世の美人なる事確実にして...
夢野久作 「暗黒公使」
...巴里(パリイ)ではランティイヌ・ド・サンポワン女史が氏の高弟と称すべき女(ぢよ)詩人である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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