...植物精霊説話と称す可きものを有せざるも...
高木敏雄 「比較神話学」
...太宰治とか称する...
太宰治 「十五年間」
...文学者と称する階級の中で...
寺田寅彦 「子規の追憶」
...普通西洋音楽で一つのまとまった曲と称するものにいろいろの形式がある...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...この精神界を研究すると称する所謂精神科学(例えば実験心理学)とは...
戸坂潤 「科学論」
...一見歴史的であることを誇称することによって却って歴史を無視するという矛盾になって現われる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...俗に般若(はんにゃ)の面と称するものでしたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...現に自由詩と称する如き無韻の詩が一般に詩として肯定されている事態であるから...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...妄漫無稽(ぼうまんむけい)と称すべきなれども...
福沢諭吉 「日本男子論」
...そしてその研究方法は「法系別研究法」(“Genealogical method”)と称すべしと提議したのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...関西地方ではドンドバナと称するらしいが...
牧野富太郎 「植物知識」
...近時「古典焼」と称する琉球の焼物が関西にも東京にも進出している...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...その時代を工藝時代と称することはできぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...また天狗(てんぐ)と称する山の霊が眼の色怖(おそ)ろしくやや気むつかしくかつ意地悪いものと考えられているのも...
柳田国男 「山の人生」
...能ぎらい日本には「能ぎらい」と称する人が多い...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...両者を統一した「人間性の表現」もしくは「人間的活動」という言葉を以て称すべきものと思います...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
...朝廷の親衛軍と称する兵が関外から地方へさして...
吉川英治 「三国志」
...およそ十万と称する軍勢が...
吉川英治 「新書太閤記」
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