...秘蔵子の健ちゃんであったと思う...
泉鏡花 「薄紅梅」
...禅宗――しかも曹洞宗――の寺の秘蔵子と知つて...
種田山頭火 「行乞記」
...秘蔵子(ひぞうっこ)が考えないと同じように考えないでいる...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...顧客の老軍人の秘蔵子らしいお坊っちゃんの自分の前に...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...長男は母に似てその秘蔵子でしたから...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...衆猴これを一家の秘蔵子のごとく愛したが...
南方熊楠 「十二支考」
...この家で生まれて先生の大の秘蔵子であった百合子さんがこの家で亡くなるという悲しい事件が起こった...
武者金吉 「地震なまず」
...御秘蔵子の東宮のお帰りになったのちの院の御心は最もお悲しかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...俺(わし)の秘蔵子をほかの娘ほどに愛さないとよく恨んだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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