...秘策を練る必要がある...
...彼は秘策を持っているようだ...
...秘策を考え出すのが得意だ...
...秘策を実行するための資金調達が必要だ...
...今回の計画には秘策はなかった...
...此れは桔梗の方がこっそり胸のおくに抱(いだ)いている秘策を「図書」と称する腹心の武士に授けたのである...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...おれの胸中の秘策だった...
豊島与志雄 「失われた半身」
...特に『宇内(うだい)混同秘策』なる論説の如きは...
中里介山 「大菩薩峠」
...お銀様に長期応戦の秘策を授け...
中里介山 「大菩薩峠」
...警察が動かないでくれたらいい」「もちろん秘策があるんでしょう?」「あるよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...秀吉と二日間を安土に送った間に結ばれた秘策(ひさく)を果たすためだった...
吉川英治 「黒田如水」
...――今夜は月明だな」「絶好な機(しお)ではありませんか」「よし、やろう」秘策は、夕方までに一決した...
吉川英治 「三国志」
...それまで思いこまれた秘策をひとりこの沢にのみお打ち明け下すったのは...
吉川英治 「三国志」
...心ひそかに秘策をえがき...
吉川英治 「三国志」
...ちと、秘策だ」正季は、声を落した...
吉川英治 「私本太平記」
...秘策をおさずけ下されても...
吉川英治 「私本太平記」
...――戦乱二年、吉野の奥から高野(こうや)、十津川と、山野に臥(ふ)して、郷士竹原六郎の娘を妃とし、野武士や山伏の徒とも、膝ぐみになって、秘策をかたらい、自身陣頭にも立ってきた宮である...
吉川英治 「私本太平記」
...その秘策(ひさく)とは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...軍機の秘策を授けているからである――と...
吉川英治 「新書太閤記」
...秘策を抱いて、彼は備前の宇喜多家へ、説客(せっきゃく)として行ったのであり、病半兵衛もまた、八幡山城の明石飛騨守景親(あかしひだのかみかげちか)を説きに赴いたものであること、いうまでもない...
吉川英治 「新書太閤記」
...なお彼の秘策をたたいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...勝入は、秘策をねった...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかしその勝算とは何か? いかなる秘策を把持しておるか? 誰れが秘密の鍵を握っておるのか? いかなる次第で敵味方に分れたか? ルパンは全然何等知っていない...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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