...ピアノの秘曲を弾くのが得意だ...
...彼女は秘曲を聴くたびに感動するそうだ...
...秘曲の楽譜を入手するのが難しい...
...あの曲はまさに秘曲と呼ぶにふさわしい...
...秘曲を披露するのは、緊張するけどとても楽しい...
...はた雪叟が自得の秘曲に...
泉鏡花 「歌行燈」
...平家の亡霊の前で秘曲を弾ずる琵琶法師の話を始めとしまして...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...普化禅師(ふけぜんじ)の遷化(せんげ)なさる時の鈴の音に合せた秘曲なんでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...秘曲というほどのものでもございません...
中里介山 「大菩薩峠」
...完全に秘曲を写譜してしまった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ビクターの名演奏家秘曲集にゲルハルトの歌った良いレコードがある...
野村胡堂 「楽聖物語」
...あの『禁制の秘曲』も還(かえ)してもよいようなものだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...『禁制の秘曲』をこの私に渡してくれというような...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この秘曲の封を解いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...春日藤左衛門が置き忘れたままの「禁制の秘曲」の前に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...このお稽古の時に珍しい秘曲もお弾きになるのであろうことを予期して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかも地方僻遠(へきえん)の地で「翁」ほどの秘曲を理解し...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...見舞いに来た音絵に秘曲の「雪」を教え初めたが間もなく中止した...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...「だれにこの秘曲をお習いになりましたか」とすこし顔色をかえてきいた...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...当道の秘曲をささげるなどの例は稀れにもなかったことである...
吉川英治 「私本太平記」
...不可思議な……)何の秘曲やら友松にはわからない...
吉川英治 「新書太閤記」
...さいごの秘曲を聴こうとする多情多慾の人だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...吉簡(きっかん)とかいう秘曲もふけるのじゃろ」「とんでもない――」「まあ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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