...この方の萩は秋萩でして...
上村松園 「虹と感興」
......
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...「秋萩の」の句は...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...誰か園の梅の花ぞも久方の清き月夜にこゝだ散り来るほとゝぎす来啼きどよもす橘の花散る庭を見む人や誰天の川霧たちわたり彦星のかぢの音聞ゆ夜の更け行けば今朝啼きて行きし雁金寒みかもこの野のあさぢ色づきにけるあが宿の秋萩のへに置く露のいちじろしくもあれこひめやも率直なる感情を高朗なる調子でうたう万葉の詩人をなつかしく思う...
高浜虚子 「丸の内」
...秋萩(あきはぎ)の葉末(はずゑ)に置ける露のごと...
高山樗牛 「瀧口入道」
...大正十三年初秋萩原恭次郎...
萩原恭次郎 「純情小曲集」
...その時『うつろはんことだに惜しき秋萩に』というのをお歌いになった宮様を若い人たちに見せたかったよ」と言うではないか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...又秋萩の繁(しげ)りたる処あり...
森鴎外 「みちの記」
...畑作りと「秋萩帖」の手習いなどに日を送らむことを病妻と誓い合えればなり...
吉川英治 「年譜」
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