...不世出の小説家を生ずるは言を俟たず...
芥川龍之介 「小説作法十則」
...薫香の趣味声音の趣味相俟って...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...受信機の方に空中線を切換えては其の応答を俟ちました...
海野十三 「壊れたバリコン」
...過半は女子の労力に俟(ま)たねばならぬのである...
大隈重信 「夫婦共稼ぎと女子の学問」
...多年を俟(ま)たずして荒蕪の一原野となり...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...茲(こゝ)に図(づ)を挙(あげ)て弄石家(ろうせきか)の鑒(かん)を俟(まつ)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...専ら文芸を一つの認識として検討する広範義に於ける認識論を俟つ他ないと思うが...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...常識からの発言権に俟つ処が...
戸坂潤 「科学と科学の観念」
...是れ精確なる科学的智識と行政的手腕に俟つべし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...固より華族の代表者として内外の信用を博するに足るは言ふを俟たざるのみならず彼れは日本華族の改革者として最も力を此に致たしつゝあるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...懲罰の主意とする処は改悛にあるや言うを俟たず...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...蒼い天を戴いた地勢と相俟つて見るから朗かで且つ快かつた...
長塚節 「菜の花」
...其の筋の手を俟たずに私刑(リンチ)に処すべし...
牧逸馬 「双面獣」
...自然といふ一事がある程度まで文学美術の基礎を為すは論を俟たず...
正岡子規 「古池の句の弁」
...その親が彼らを救おうとする最上の努力にもかかわらず蒙昧生活の困難の下において必然的に多数の子供が死ななければならぬということ1)と相俟って...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...語られざる哲学のないことは論を俟(ま)たない...
三木清 「語られざる哲学」
...団十郎の源蔵と相俟(ま)ちて始終寸分の隙(すき)なく...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...道順教えておあげしますから俟っていて...
室生犀星 「蜜のあわれ」
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