...諸侯を召して罪を俟(ま)つの状を告ぐ...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...空軍の威力と相俟って...
石原莞爾 「最終戦争論」
...クラウゼウィッツの思想は全独軍を支配している事言を俟(ま)たない...
石原莞爾 「戦争史大観」
...不二復俟一レ請二之ヲ於翁ニ一挙テ以付スレ之...
京山人百樹、京水百鶴 「北越雪譜」
...蒲原(かんばら)郡の新潟(にひがた)は北海第一の湊(みなと)なれば福地たる(こと)論(ろん)を俟(また)ず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...また上代文化の面影がそこに認められることと相俟(あいま)って...
津田左右吉 「日本精神について」
...固(もと)より吾人(ごじん)が解説を俟(ま)ってこれを知らざるなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...火起るを俟(ま)ち...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...処が蓄積はそれまでの経験の保存に俟つ...
戸坂潤 「科学論」
...研究主任格の某君と某君との今後の努力に俟たなければならないけれども...
戸坂潤 「社会時評」
...台北に至る汽車沿線地域の痩せた土地と相俟って...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...『鶉衣(うずらごろも)』に収拾せられた也有の文は既に蜀山人(しょくさんじん)の嘆賞措(お)かざりし処今更後人(こうじん)の推賞を俟(ま)つに及ばぬものであるが...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...常に概念を俟たざる自覚の裡に呼吸せる「彼自身」なのである...
中原中也 「河上に呈する詩論」
...文化的生の偏重を意味するかれ自らの觀念主義と相俟つて...
波多野精一 「時と永遠」
...かかる事情は相俟って...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この企てに永松氏の援助が大きかつたのは言ふを俟たない...
柳宗悦 「和紙十年」
...双方相俟(あいま)って...
夢野久作 「能とは何か」
...女に飢(う)えていた奔放(ほんぽう)な野獣武士の本能と相俟(あいま)って...
吉川英治 「私本太平記」
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