...クィンタス・ステルティニウスは私的な患者ではもっと受け取ることができるのに...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...エセックスに受けた私的な恩義と...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...私的な生活に就ての弁明を...
太宰治 「春の盗賊」
...純粋に私的な、従ってそれの極端な場合としては秘密にぞくすべきものは、新聞紙の内容となることが出来ず、又なっても何の効果を齎さない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...之から区別される云わば私的な文化統制活動によって...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...つまり之は私的な報道や見解を許さないという言論統制の大精神から出発しているということが判る...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...私的なものを(公式に)代表するからこそ...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...会員にとって割合私的な個人的な報道がこのニュースで送られるわけであるが...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...私的な集りだけに...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...御話の方がもっと先生の私的な(プライヴェイト)感情がはいっていると思われるので書き止めることとする...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...一種の私的な関係ももっています...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...何故なら今その原因らを彼の私的な生活にまで立入つて求める事は僕にとり不可能――と言ふより...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...更らに私的な問題に立ち入ることを許していただきたい...
堀辰雄 「小説のことなど」
...私的な感情を脇に置き...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...勤労階級の解放というような大事業をめざしている共産党員がそういうことについて気をくばることは私的な些事であるかのように言う人がある...
宮本百合子 「共産党とモラル」
...それよりももっと我々に教えるところが多いかもしれない或る言葉ある私的な行為などを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...このような私的な考えから出た投稿をするという事は...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
...――相かえりみて――すでに人間の私的な施しをいま受けてしまったのだからもう仕方がない...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索