...それがただこの私的な――個人の又は私的と考えられる諸団体の――利害を表面に標榜しないということによって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...いわば私的な文壇の雄であった『近代生活』が...
戸坂潤 「思想としての文学」
...社会的に私的な立場に立つものだが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...どこまでが公的なのかどこからが私的なのか...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...会員が会員に対してやや公式な然し私的な手紙を書こうとすれば...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...この連中の私的な恨みは芸術にたいする愛にうち負けたのだと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかもその私的な動機のうちにも...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...余計に両先生の私的な交情が現われているように思われるので...
中谷宇吉郎 「冬彦夜話」
...もっともこの会議は私的なもので...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...更らに私的な問題に立ち入ることを許していただきたい...
堀辰雄 「小説のことなど」
...「これは私的な会談ではありません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...勤労階級の解放というような大事業をめざしている共産党員がそういうことについて気をくばることは私的な些事であるかのように言う人がある...
宮本百合子 「共産党とモラル」
...私的な利と、公な美とが一致することはあり得ないのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...このような私的な考えから出た投稿をするという事は...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
...めずらしく私的な旅行をして歩いていた...
吉川英治 「黒田如水」
...――相かえりみて――すでに人間の私的な施しをいま受けてしまったのだからもう仕方がない...
吉川英治 「三国志」
...一個一個の私的な恩怨(おんえん)など...
吉川英治 「新書太閤記」
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