...私利私慾に走らず、公益のために尽くすことが大切だ...
...彼は、私利私慾のために友人を裏切る人間だ...
...私利私慾に支配された人たちは、他人の立場を理解できない...
...社会的な問題は、私利私慾によって引き起こされることが多い...
...彼女は、私利私慾にとらわれず、人々を助けるために尽力している...
...公的生活によりて私情私慾の滿足を圖る人にとりて最も痛切なる問題であらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...貧苦に堪え私慾の為に精神を曲げざるもの...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...私慾は相変らず総べての方面に盛に働き続けるであらう...
丘浅次郎 「人類の将来」
...其の内容は私慾の集まりと変つてしまふ...
丘浅次郎 「人類の将来」
...私慾のみが盛になつて...
丘浅次郎 「人類の将来」
...然るに此豊饒なる一美村ハ之を羨望するものゝ私慾を恣にせんがために当路の有司をして陰険なる策略を弄せしむるに至り...
田中正造 「非常歎願書」
...退て想ふに谷中村買収の動機ハ公共の利益を計るがために非ずして実に鄙人の私慾を全ふせんがために外ならざるなり...
田中正造 「非常歎願書」
...殆ど政治をして私利私慾を目的とする一種の營業たらしめ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...殆ど政治をして私利私慾を目的とする一種の営業たらしめ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...私慾と爭氣(さうき)をねり固めたやうな男ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ただに自愛に偏するのみならず私曲私慾の最も甚だしきものにして...
福沢諭吉 「日本男子論」
...私慾(しよく)をそれ以上たくましくはしかねていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私怨私慾で兵を挙げたのではない――少なくとも...
吉川英治 「大谷刑部」
...また彼のことばには裏にも表にも微塵(みじん)の私心私慾はなかった...
吉川英治 「三国志」
...いたずらに人心の弱点――私慾...
吉川英治 「新書太閤記」
...私利私慾の営みに汲々(きゅうきゅう)たり――などと誤解されても詮(せん)ないことになりはしまいか...
吉川英治 「新書太閤記」
...私慾なども旺盛で...
吉川英治 「源頼朝」
...私慾を持ちませぬ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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