...仕事に私情を持ち込むな...
...彼の判断は私情に左右されたものだった...
...私情に流されないで、客観的に物事を見よう...
...私情を挟まないように、公平な判断を下すべきだ...
...彼女は私情を持たず、常にプロ意識を持っている...
...公的生活によりて私情私慾の滿足を圖る人にとりて最も痛切なる問題であらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...生前の知友としてはかえって能(よ)くしがたい私情がある...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...黨派的私情を去り國家的公見に就くの政黨なるべし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...私情を去て公議に依り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...近衞公は私情を忍ぶに於て實に強固なる意思を有したる人なりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...若し此陶鋳力を以て煽動家の破壊力と同視せば、其謬見や大なり煽動家は国民の偏見、私情、迷想に投じて之れを死地に陥る其目的唯だ破壊に在り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...今や篤麿は私情を去て公義に依り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...私情的のみならず公情的にも深める...
豊島与志雄 「三木清を憶う」
...私情を顧みる暇がない」斉彬の...
直木三十五 「南国太平記」
...僕らの私情を別にして...
村井弦斎 「食道楽」
...もう自分は生きられなくなったと大納言様は仰せになりまして、このお手紙を集めて私へくださいましたから、私は小侍従に逢いました節に、そちら様へ届きますように、確かに手渡しをいたそうと思っておりましたのに、そのまま小侍従に逢われないでしまいましたことも、私情だけでなく、大納言のお心の通らなかったことになりますことで私は悲しんでおりました」弁はこう言うのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...小さい私情に流したものではない...
吉川英治 「三国志」
...些末(さまつ)な私情に駆られるなどは...
吉川英治 「新書太閤記」
...老父が一片の私情であると...
吉川英治 「平の将門」
...そういう私情だの...
吉川英治 「源頼朝」
...一点の私情もゆるさぬというお示し...
吉川英治 「源頼朝」
...私情にとらわれてはならない!――と声を大にして...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...私情のみではござらん」と...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??