...多様な考え方の中で最も秀でた代表的のもののみが挙げられ...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...が、作に秀でたのは、鯛よりは鰯の生きのイイ方が旨(うま)い、牡丹よりは菜の花の方が風情(ふぜい)があるというと同じ好(す)き不好(ぶす)きを別として大抵異論はないが、人物となるとまた、古今馬琴の如く嫌われてるのは少ない...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...是は古今の法律の中でも立派なもので西洋の歴史の中で最も秀でた山と言はれて居る...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...シカシその代り秀でた細眉と長い睫毛(まつげ)とは明かに見られた...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...タレス自身が秀でた技術的知識の所有者であったことは知られている...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...――だが併しこの秀でたるインテリゲンチャは如何にして例えばコンミュニズムとファシズムとの是非を判定するか...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...力の強い人や武芸の秀でた人が...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...一流一派に秀でたその道の達人は...
豊島与志雄 「表現論随筆」
...おかかえの一芸に秀でたもの...
中井正一 「脱出と回帰」
...秀でた人のもつ善良の味だ...
萩原恭次郎 「純情小曲集」
...あらゆるジャンルの秀でた人々が勲章...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...僕はいつもその稻子さんの秀でた額(ひたひ)を思ひ出すやうになりました...
堀辰雄 「二人の友」
...池野は非常に学問の出来る秀でた頭脳の持主で...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...なりの矮(ちいさ)い、骨格の秀でた、どこか陰気な煤皺(すすしわ)の寄ったような顔をしていた...
室生犀星 「天狗」
...そろえた膝と小さな足――こまかいことを考えることに秀でた頭には...
室生犀星 「みずうみ」
...彼らはその秀でた作物に名を刻んだ事があるでしょうか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...秀でた才能を持つ人なることを要せず...
柳田国男 「雪国の春」
...況(いはん)やすべて秀でたる父祖の美風を継げる民...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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