...「禿頭」の男性を見かけた...
...禿頭になるのは怖い...
...祖父は禿頭だった...
...禿頭になったら帽子をかぶろう...
...禿頭になっても気にしない...
...おまけに亭主役の禿頭を食べたつて...
薄田泣菫 「茶話」
...この英雄の禿頭がひよつくり顔を出すと...
薄田泣菫 「茶話」
...ゆく春くれゆく春のかなしさは白髪頭(しらがあたま)の蒲公英(たんぽぽ)のむく毛(げ)がついついとんでゆく風がふくたびとんでゆき若い身(み)そらで禿頭(はげあたま)...
竹久夢二 「どんたく」
...禿頭を日に光らせながら踏板を伝つて行つた...
田山花袋 「朝」
...例の禿頭の爺さんを口汚くやり込めているのであった...
徳田秋声 「爛」
...禿頭(はげあたま)をかきたいような当惑を感ずる...
永井荷風 「すみだ川」
...用事の第一はお千代の身を禿頭(はげあたま)の囲者(かこいもの)にするためには...
永井荷風 「ひかげの花」
...彼は禿頭(はげあたま)を捕(つら)まえるような手の着けどころのない難題に悩まされて...
夏目漱石 「門」
...彼(かれ)は禿頭(はげあたま)を捕(つら)まへる樣(やう)な手(て)の着(つ)け所(どころ)のない難題(なんだい)に惱(なや)まされて...
夏目漱石 「門」
...禿頭の汗を拭いたりしております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「部分的禿頭」というとほんの一部だけが禿げているような印象を与えるが...
武者金吉 「地震なまず」
...失礼ですが……今お帰りになったのは……お宅のお嬢様ですか……禿頭はだまって三平を見上げ見下した...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...思わずその禿頭を平手で押除(おしの)けた……と思ったが...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...足を踏み挫きまして休んでおりますようなことで……先生様もお気の毒で御座います……ヘイヘイ……ヘイ……どうぞ御ゆるりと……」禿頭(はげあたま)の小使は冷めた方の茶瓶を提(さ)げて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...片っ方が禿頭(はげあたま)の赤ッ鼻のノスタレじゃ問題にならねえ...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...やおらモーニングの巨体を起して眼の前の安楽椅子に旅行服のままかしこまっている弱々しい禿頭(とくとう)の老人の眼の前にその号外を突付けた...
夢野久作 「人間レコード」
...見るからに血色のいい禿頭(はげあたま)の大入道で...
夢野久作 「笑う唖女」
...父は高瀬理三郎氏の禿頭に加えた一拳が禍いとなって...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??