...丁度(ちょうど)春(はる)の小禽(ことり)そのまま...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...著者の屋上の禽とは此諺の屋上の鳩を意味するもの歟(か)...
石橋忍月 「舞姫」
...(授賞席順)金牌 大原の露 下村観山銀牌 雪中放鶴 菱田春草木蘭 横山大観花ざかり 上村松園秋風 水野年方秋山喚猿 鈴木松年秋草 寺崎廣業水禽 川合玉堂恩師鈴木松年先生が...
上村松園 「作画について」
...禽獣に類するようになるのは...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...古語古事物の意の解きがたきもの、説のまち/\なるもの、八品詞の標別の下しがたきもの、語原の知られぬもの、動詞の語尾の變化の定めかぬるもの、假名遣の據るところなくして順序を立てがたきもの、動植物の英辭書の注解に據りたりしものゝ、仔細に考へわくれば、物は同じけれども、形状色澤の、東西の風土によりて異なるもの、其他、雜草、雜魚、小禽、魚介、さては、俗間通用の病名などにいたりては、支那にもなく、西洋にもなく、邦書にも徴すべきなきが多し...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...全く禽獣と同じく...
高木敏雄 「比較神話学」
...何ひとつ武器を持たぬ繊弱の小禽(しょうきん)ながら...
太宰治 「畜犬談」
...家宅倉庫の浸害に因れる家畜家禽の斃亡...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...それ野禽(やきん)を林園に馴れ養わんと欲せばまずこれを籠中(ろうちゅう)に収めざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...家禽(かきん)の鳴声や...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...禽王子入りの風呂敷包が後生大事に抱えられている...
中里介山 「大菩薩峠」
...昔時ハ禽獸ハ唯本能アリテ、智ハ唯人ニノミ存シテ本能ナシト云説ナリケレドモ、近世ノ發明ニテハ、禽獸ノ本能ハ、譬ヘバ書畫ヲ能クスル者ハ、臂ノ神經ニ其作用備ハリ、歌謠ヲ能クスル者ハ、喉ノ作用ニ其作用備ハルガ如シ...
西周 「人智論」
...一時の欲のために人の子を禽獣のごとくに使役し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...即ち書を茶山に与へて曰く使襄禽獣...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...禽獣道が合理視されるようになった...
夢野久作 「探偵小説の真使命」
...野獣猛禽(もうきん)も恐れをなしてか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...小禽(ことり)の肌には寒すぎた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...子貢と子禽(しきん)の問答を一章集めたものである...
和辻哲郎 「孔子」
ランダム例文:
原因を探る つきあわせる パブリック・ドメイン
便利!手書き漢字入力検索