...俺が朋輩の家禽(にはとり)や牛馬(うしうま)の夥伴(なかま)では...
内田魯庵 「犬物語」
...空を飛び行き地に落つる巨禽と等しく長き道...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...他の禽獸が知らないところの...
萩原朔太郎 「室生犀星に就いて」
...禽(とり)が再びぱっと立ち飛び去る...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...見知らぬ小禽の叫びにも似て...
堀辰雄 「七つの手紙」
...つまり禽語楼(きんごろう)小さんさんの前名と...
正岡容 「初看板」
...『礼記(らいき)』に〈猩々善く言えども禽獣を離れず〉など支那に古く知れたものでもと支那の属国交趾(こうし)に産したらしい...
南方熊楠 「十二支考」
...すなわち十二禽は周の時十二支に当てられたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...子丑寅卯と形而上の物の名で数える事となってより十二支と十二禽を離して念ずる事が出来た...
南方熊楠 「十二支考」
...倫理の矢に命つて殞ちる倫理の小禽よ!★雲は私に告げる...
三好達治 「測量船」
...禽獣道が合理視され...
夢野久作 「甲賀三郎氏に答う」
...賦此似大連諸友有禽名百霊...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...よも禽獣(きんじゅう)ではあるまい...
吉川英治 「三国志」
...金色(こんじき)の中をしきりに翔(か)けちがう飛天の山千禽(やまちどり)だけだった...
吉川英治 「私本太平記」
...チチ……森の小禽(ことり)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...ピッ……種々な小禽(ことり)の声が...
吉川英治 「新書太閤記」
...もう無数の禽(とり)が舞って来て...
吉川英治 「親鸞」
...きれいな小禽(ことり)の音すらありありとそこらにする...
吉川英治 「山浦清麿」
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