...禽獣虫魚に至るまで...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...この山川雲霧、禽獣虫魚、草木花卉という横糸、春夏秋冬という縦糸、即(すなわ)ちこの経緯の織りなす天地を描き、その天地に情を寄する心が我が俳句への道であります...
高浜虚子 「俳句への道」
...彼曰く、「昇平日久しく、苟(いやし)くも決死の徒二、三あらんか、彼(か)の横剣荷槍の儀衛は、禽奔獣散せん」...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...山川草木、禽獣、幽鬼、火や水、自分自身の飛行や墜落、そういう類のものは別として、人間の夢となれば、ちと、後ろ髪を引かるる思いまでする...
豊島与志雄 「復讐」
...この猛禽の子を見つけ出したという興味と...
中里介山 「大菩薩峠」
...川の中に落つ)岩の蔭から禽(とり)がぱっと立つ...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...随って禽獣草木には責任が存する道理がないのであるというのが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...序夕月淡く柳がくれの招き行燈(あんど)に飛ぶ禽(とり)落とす三遊亭圓朝が一枚看板...
正岡容 「小説 圓朝」
...禽獣と同様の無知無学の痴呆になって...
夢野久作 「道成寺不見記」
...禽獣(きんじゅう)...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...秘園の孤禽(こきん)は...
吉川英治 「三国志」
...禽(とり)に聞いてみるよしもなかった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...かの女の好きな山千禽(やまちどり)の曲...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...山にはすなはち禽獣(きんじう)に飽(あ)かしむ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...やがて彼は水禽(みずどり)のように...
吉川英治 「宮本武蔵」
...灰色の小禽(ことり)の毛が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...野を飛ぶ小禽(ことり)とも同じになって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...なあに?」「――禽(とり)」「じゃあ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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