...しんがりになったって...
梅崎春生 「八ガ岳に追いかえされる」
...ロリー氏はその小さな行列の殿(しんがり)になった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...浮世絵の人物画も山水画と共に一勇斎国芳を殿(しんがり)としてここにその終決を告げたり(国貞〈三世豊国〉の死は国芳に後(おく)るる事三年乃ち元治元年なり)...
永井荷風 「江戸芸術論」
...しかしてそが最終の殿(しんがり)をなした者を誰かと問えば...
永井荷風 「向嶋」
...殿(しんがり)は加奈子...
野村胡堂 「向日葵の眼」
...皆のしんがりになって...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...隊列のしんがりまで伝えられて行った...
本庄陸男 「石狩川」
...お前が先に立て! 拙者がしんがりをつとめる...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...殿(しんがり)が僕と...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...また殿(しんがり)で敵に向いなさるなら...
山田美妙 「武蔵野」
...しんがりは旗本にてひきうけたぞ」とさけんだ...
山本周五郎 「死處」
...吉信しんがりをつかまつる」「否(いな)いかに申そうとて...
山本周五郎 「死處」
...しんがりにあって...
山本周五郎 「城を守る者」
...長い方が殿(しんがり)...
吉川英治 「銀河まつり」
...身不肖ながら殿(しんがり)として春日重蔵これにあるからは...
吉川英治 「剣難女難」
...それがしが殿軍(しんがり)します...
吉川英治 「三国志」
...殿(しんがり)をしろと孫兵衛にいわれていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...留守の一族や侍たちへ殿軍(しんがり)のさしずをした上...
吉川英治 「日本名婦伝」
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