...殿(しんがり)の童伊も前へ寄って出た...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...殿(しんがり)になつて歩いて来た校長は...
石川啄木 「道」
...それが江戸時代のしんがりをしている...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...殿(しんがり)をしていた...
徳田秋声 「新世帯」
...関翁は始終(しじゅう)一行(いっこう)の殿(しんがり)として...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...しかしてそが最終の殿(しんがり)をなした者を誰かと問えば...
永井荷風 「向嶋」
...計らず殿(しんがり)を承った米友は...
中里介山 「大菩薩峠」
...殿(しんがり)として後ろにやや離れていたお角さんを別にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...しんがりにかく申す清澄の茂太郎もこれで男の端くれなんですかく数えてみまするとこの無名丸の中には男と名のつく者が都合十三人それなのに女というものは登さんのばあやさんお松さんそれからもゆるさんその三人きりなんです十三人の男に三人の女――もし駒井船長が理想の...
中里介山 「大菩薩峠」
...隊列のしんがりまで伝えられて行った...
本庄陸男 「石狩川」
...犀川の上流で殿軍(しんがり)したという千坂内膳...
吉川英治 「上杉謙信」
...弱々しい老兵を殿軍(しんがり)にのこし...
吉川英治 「三国志」
...自分から殿軍(しんがり)をひきうけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...殿軍(しんがり)の任を果して帰った将士が...
吉川英治 「新書太閤記」
...殿軍(しんがり)の殿軍をいたしまする...
吉川英治 「新書太閤記」
...織田方のしんがりとの烈しい序戦に...
吉川英治 「新書太閤記」
...悠々と」高松のあとへ殿軍(しんがり)として残して来た森勘八の一軍も...
吉川英治 「新書太閤記」
...殿軍(しんがり)はおれにまかせろと...
吉川英治 「新・水滸伝」
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