...それから又或人びとは冷笑や機智や詠嘆の中に防禦的態度をとるであらう...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...殊に外部の音響に對する防禦機關の具備してゐない事は都會生活をする者にとつて取分け嚴酷なる責罰である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...2 防禦威力の強大戦争に於ける強者は常に敵を攻撃して行き...
石原莞爾 「最終戦争論」
...殊に機関銃の防禦威力は...
石原莞爾 「最終戦争論」
...防禦かの二つに使ふだけだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...里見の防禦使となって堂々対敵しても逃路に待ち伏せする野武士のような役目を振られて...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...遥か南々西に位する雄峰乗鞍岳に禦(あた)るのには...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...正(まさ)に敵国人が秘密防禦要塞(ひみつぼうぎょようさい)を作っていた此の山奥の地点を...
海野十三 「壊れたバリコン」
...一たいあの恐竜型潜水艦に勝てるような防禦兵器が...
海野十三 「太平洋魔城」
...四 女子の虚偽的行為は男子に対する正当防禦さればこそ紀元前三...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...アカイア軍は今既に防禦の術(て)なし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...先きには身より傷害を禦ぎし鎧いま脆く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其巣の中にこもりたる幼き者を禦ぐ如...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...また桃人(とうじん)を飾り葦索を垂れ虎を内に画き以て凶を禦(ふせ)ぐなり〉...
南方熊楠 「十二支考」
...防禦のまずい身ぶりがこのようになっている...
横光利一 「夜の靴」
...もっぱら内治と対外的な防禦に専念し...
吉川英治 「三国志」
...かたく連鎖(れんさ)防禦を布(し)き...
吉川英治 「私本太平記」
...防禦保儀使(ぼうぎょほぎし)の宣賛(せんさん)という者があって...
吉川英治 「新・水滸伝」
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