...殻の出来る事を禦(ふせ)がねばならぬ...
芥川龍之介 「芸術その他」
...攻撃威力が当時の防禦線を突破し得ざること...
石原莞爾 「戦争史大観」
...防禦威力の増加は...
石原莞爾 「戦争史大観」
...今ガンジーがやっているようなぐあいのやり方をインド人は正当防禦の方法として考えているのであります...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...姫の屍体もまたプリゴネと称する薬草の液に浸し麝香草(じゃこうそう)の花を詰めて腐敗を禦(ふせ)ぎ...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...防禦の家では女(むすめ)が新しく歿くなっているので...
田中貢太郎 「金鳳釵記」
...一防禦(ひとふせぎ)やるらしい...
田山花袋 「一兵卒」
...アカイア軍は今既に防禦の術(て)なし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...兵船の中央に他(ほか)の防禦の勇士あり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...槍の防禦にかつぐもの其縁射たりヘクトール...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...洪水が完全に防禦されたという大切な効能がある...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...したがって必死で正当防禦か親族友人が虎に殺された当場(そのば)へ行き合せた場合でなくんば...
南方熊楠 「十二支考」
...大わたつみの押しあげる砂丘の群れから遮ぎり禦いでゐたのであらう...
三好達治 「一點鐘」
...交通・防禦の便宜までが...
柳田國男 「地名の研究」
...すぐ防禦を見まわった上...
吉川英治 「三国志」
...あらゆる防禦物を揃えて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――司令部ハ即時「宇土櫓(ウドヤグラ)」ニ移ス!――電信ノ修復ヲ急ゲ!――糧食課員ハ至急残存ノ在庫額ヲ調査シ参謀部ニ集合セヨ!――各隊交代制ヲ布キ二時(フタトキ)ズツ休眠セヨ!――各防禦(ボウギョ)陣地ノ部署ハ寸毫(スンゴウ)変化アルベカラズ...
吉川英治 「日本名婦伝」
...この肉迫戦の間に防禦側の投げた焼弾で火が帆布に移り盛んに燃え出した...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索