...攻撃威力が当時の防禦線を突破し得ざること...
石原莞爾 「戦争史大観」
...弾薬と四挺の装填した銃とがいつでも防禦者の手に取れるように置いてあった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...よく帰ってきてくれた」防禦はそう言い言い出てきた...
田中貢太郎 「金鳳釵記」
...防禦はそれを手に取って見た...
田中貢太郎 「金鳳釵記」
...姉ト弟トハ徳光光子ノ愛情ガ第三者ニ移ルコトナキヨウ常ニ結束シテ防禦(ぼうぎょ)シ...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...列禦寇の輩と相往来して四次元の世界に避暑する...
辻潤 「惰眠洞妄語」
...改まる年の初めの今日の日に向後(こうご)百年の将来のため災害防禦に関する一学究の痴人の夢のような無理な望みを腹一杯に述べてみるのも無用ではないであろうと思った次第である...
寺田寅彦 「新春偶語」
...開闢以來の大事件たる蒙古襲來を防禦しようといふのですから...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...――それに対する羅馬軍の防禦はと云うと...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...ごらんの通り、地上には人の要求する何十倍もの食料を与えるところの穀物が生えるのです、土が人間を愛するから、それで食物に不足はありません、私たちは、生きて、栄えて、整理して、防禦して、それで聞かない時は討滅して、力の権威をもって、自分に従わないものをどしどしと征服して行くのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...兇蕃の来襲を防禦するために...
中村地平 「霧の蕃社」
...これは外壁に薄い金属板をはって防禦する...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...既にこの弱点あれば常にこれを防禦するの工風(くふう)なかるべからず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...力限(ちからかぎり)に6965防禦をしていて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...第二の防禦陣地だったが...
吉川英治 「私本太平記」
...彼も細心な防禦法は講じていた...
吉川英治 「私本太平記」
...――司令部ハ即時「宇土櫓(ウドヤグラ)」ニ移ス!――電信ノ修復ヲ急ゲ!――糧食課員ハ至急残存ノ在庫額ヲ調査シ参謀部ニ集合セヨ!――各隊交代制ヲ布キ二時(フタトキ)ズツ休眠セヨ!――各防禦(ボウギョ)陣地ノ部署ハ寸毫(スンゴウ)変化アルベカラズ...
吉川英治 「日本名婦伝」
...敵に防禦の遑(いとま)を与えないことである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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