...深くて防禦物の多い...
石井研堂 「元日の釣」
...海上よりの攻撃に対する陸上の防禦は比較的容易である...
石原莞爾 「最終戦争論」
...攻撃威力が当時の防禦線を突破し得ざること...
石原莞爾 「戦争史大観」
...火力の相互援助協力に依り防禦力を発揮せんとするもので...
石原莞爾 「戦争史大観」
...それを禦(ふせ)ぐには何よりも生命保険に入つて置くに限る...
薄田泣菫 「茶話」
...姫の屍体もまたプリゴネと称する薬草の液に浸し麝香草(じゃこうそう)の花を詰めて腐敗を禦(ふせ)ぎ...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...室(へや)の中へ入ると防禦が出てきて立っていた...
田中貢太郎 「金鳳釵記」
...何の防禦用意もない担夫に向って一斉に突撃が試みられた! それから椅子を梯子にして...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...しまいには邪魔をされないように防禦するのが彼女の仕事になってしまった...
デフォー Daniel Defoe 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...何の防禦(ぼうぎょ)にもならないことも解(わか)りきっていたが...
徳田秋声 「仮装人物」
...防禦策は講じてあつたんだけれど...
徳田秋聲 「和解」
...丁度(ちやうど)それは子孫(しそん)の繁殖(はんしよく)と自己(じこ)の防禦(ばうぎよ)との必要(ひつえう)を全(まつた)く忘(わす)れさせられた梨(なし)の接木(つぎき)が...
長塚節 「土」
...売女(ばいた)」黄金の洪水を禦(ぎょ)して...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...「他人は俺の行動から俺を判断してはならない」という防禦の楯(たて)を翳(かざ)し立て...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...今更盛んに目籠を以てこれを禦ぎしより...
南方熊楠 「十二支考」
...(プブリウス・シルス)(b)またそれが我々のあらゆる防禦と堤防とをひっくり返すだけの力を持っていることばかりでなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...綿竹関(めんちくかん)の防禦へ...
吉川英治 「三国志」
...――ただし防禦は厳に...
吉川英治 「新書太閤記」
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