...あの極めて劣勢なフィンランドが長時日良く優秀装備のソ軍の猛攻を支えた事は今日でもいかに防禦力の大であるかを示している...
石原莞爾 「戦争史大観」
...なにしろ蠅男防禦陣を敷いている真最中のことであったから...
海野十三 「蠅男」
...この防禦作用とは医術に外(ほか)ならない...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...防禦(ぼうぎょ)ともにこれを用いるゆえ...
丘浅次郎 「進化論と衛生」
...スペインの侵寇してくるのを防禦するための...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そこには彼の往こうとしている呉防禦(ごぼうぎょ)という富豪の家があった...
田中貢太郎 「金鳳釵記」
...ちょっと挨拶をしながら防禦に随(つ)いて往った...
田中貢太郎 「金鳳釵記」
...敵の飛行機から毒瓦斯(ガス)の襲撃を受けたときの防禦演習をしているのだという...
寺田寅彦 「札幌まで」
...船舶及び軍勢の禦ぎに壁を築くべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...先きには身より傷害を禦ぎし鎧いま脆く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...――それに対する羅馬軍の防禦はと云うと...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...丁度(ちやうど)それは子孫(しそん)の繁殖(はんしよく)と自己(じこ)の防禦(ばうぎよ)との必要(ひつえう)を全(まつた)く忘(わす)れさせられた梨(なし)の接木(つぎき)が...
長塚節 「土」
...我輩は之を婦人の正当防禦と認め...
福沢諭吉 「女大学評論」
...防禦の手段を取らなくてはならないと思つたからである...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...最後の防禦にかかった...
吉川英治 「三国志」
...すでに外郭の防禦も抛棄して...
吉川英治 「三国志」
...それだけに、いちど退(ひ)き足(あし)となると、防禦物もなく、事実上総崩れとならざるを得なかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...が踏み込んで見るとインカは何の防禦もしていなかった...
和辻哲郎 「鎖国」
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