...福助の演(す)るあの梅川が八十三の皺くちや婆(ばゞあ)になるまで生き存(なが)らへてゐた事を考へるのは...
薄田泣菫 「茶話」
...大和地方から來る萬歳・或は春駒・チョロケン・大神樂・福助・鳥追...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...福助足袋(たび)...
谷譲次 「踊る地平線」
...ソノ時ハマダ福助ト云ッテイタ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...このはかない行商の一人に頭蓋骨(ずがいこつ)の異常に大きな福助のような子がいた...
寺田寅彦 「物売りの声」
...その頃美しいものの譬(たと)えにひいた福助――中村歌右衛門の若盛り――と...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...福助(ふくすけ)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...こんなところへ福助などが出てくるわけはない...
久生十蘭 「予言」
...歌右衛門・福助・菊五郎・三升等の前で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...中村翫太郎てふ「私め三代福助に仕へて居ります...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...見れば中村福助なりし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...福助の小町は女なれども道のために身を捧げて毫(ごう)も惜むことなく凜(りん)として動かすべからざる気概見えて頗(すこぶ)る好し...
三木竹二 「明治座評」
...だから若い政治郎から福助の彼は...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...故雀右衛門は凡そこの福助と反対で...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...哀れ福助は永い間にやつれた...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...それ以上に福助の方でどうやら鴈の精力にげつそりしてしまつたからではなからうか...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...又それ以外でも福助が東京で人気が出たのは...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...唯福助の三十年の永い間...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
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