...頭の鉢(はち)が福助(ふくすけ)の様に開いて...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...大和地方から來る萬歳・或は春駒・チョロケン・大神樂・福助・鳥追...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...福助時代ノ昔ノ歌右衛門ハイザ知ラズ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...福助座が見たいと思つた...
中原中也 「金沢の思ひ出」
...風船玉の衝突立て膝立て膝スナアソビ心よ!幼き日を忘れよ!煉瓦塀に春を発見した福助人形の影法師孤児の下駄が置き忘れてありました公園の入口ペンキのはげた立札心よ!詩人は着物のスソを狂犬病にクヒチギられたが……!...
中原中也 「(風船玉の衝突)」
...ひどく小柄な男で福助鬘(かつら)を冠つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その頃美しいものの譬(たと)えにひいた福助――中村歌右衛門の若盛り――と...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...福助(ふくすけ)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...やがて、正面の幕に写しだされたのが、吉例の『福助』...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ステージの端のほうへ裃(かみしも)を着た福助がチョコチョコと出てきて...
久生十蘭 「予言」
...中村翫太郎てふ「私め三代福助に仕へて居ります...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...大切だよ」と一番先頭の席にいた福助そのままの阿部が...
本庄陸男 「白い壁」
...福助の小町は女なれども道のために身を捧げて毫(ごう)も惜むことなく凜(りん)として動かすべからざる気概見えて頗(すこぶ)る好し...
三木竹二 「明治座評」
...哀れ福助は永い間にやつれた...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...だから私は永年の福助時代のあのかくしきれないやつれ...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...それが仮にも「福助に岡惚れ」と騒がれ出した初めは...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...とはいひながら福助は梅玉となつて甦生した...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...唯福助の三十年の永い間...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
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