...福助頭の様な蒸汽貯蔵鑵(ドオム)を頂いた...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...福助は物珍しさうに窓に顔を押しつけて...
薄田泣菫 「茶話」
...福助足袋(たび)...
谷譲次 「踊る地平線」
...ソノ時ハマダ福助ト云ッテイタ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...福助時代ノ昔ノ歌右衛門ハイザ知ラズ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...今の歌右衛門(うたえもん)福助より芝翫(しかん)に改名の折から小紋(こもん)の羽織(はおり)貰ひたるを名残りとして楽屋を去り新聞記者とはなりぬ...
永井荷風 「書かでもの記」
...福助座は私がゐた当時の...
中原中也 「金沢の思ひ出」
...やがて、正面の幕に写しだされたのが、吉例の『福助』...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ステージの端のほうへ裃(かみしも)を着た福助がチョコチョコと出てきて...
久生十蘭 「予言」
...間もなく福助はいなくなり...
久生十蘭 「予言」
...歌右衛門・福助・菊五郎・三升等の前で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...福助の光俊臣林半次郎は御苦労なり...
三木竹二 「明治座評」
...福助の小町は女なれども道のために身を捧げて毫(ごう)も惜むことなく凜(りん)として動かすべからざる気概見えて頗(すこぶ)る好し...
三木竹二 「明治座評」
...だから若い政治郎から福助の彼は...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...それ以上に福助の方でどうやら鴈の精力にげつそりしてしまつたからではなからうか...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...福助時代にない芸の濃艶と色気とがあつて...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...だから私は永年の福助時代のあのかくしきれないやつれ...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...それが仮にも「福助に岡惚れ」と騒がれ出した初めは...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
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