...大福助のかつらまで転げ出したので...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...福助頭の様な蒸汽貯蔵鑵(ドオム)を頂いた...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...福助は物珍しさうに窓に顔を押しつけて...
薄田泣菫 「茶話」
...意休ハ福助ノ父ノ芝翫デアッタ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...当時楽屋口を入りて左すれば福助松助の室(しつ)あり右すれば直(すぐ)に作者頭取(とうどり)部屋にして八百蔵(やおぞう)の室これに隣りす...
永井荷風 「書かでもの記」
...福助座が見たいと思つた...
中原中也 「金沢の思ひ出」
...風船玉の衝突立て膝立て膝スナアソビ心よ!幼き日を忘れよ!煉瓦塀に春を発見した福助人形の影法師孤児の下駄が置き忘れてありました公園の入口ペンキのはげた立札心よ!詩人は着物のスソを狂犬病にクヒチギられたが……!...
中原中也 「(風船玉の衝突)」
...ひどく小柄な男で福助鬘(かつら)を冠って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...福助(ふくすけ)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...こんなところへ福助などが出てくるわけはない...
久生十蘭 「予言」
...間もなく福助はいなくなり...
久生十蘭 「予言」
...中村翫太郎てふ「私め三代福助に仕へて居ります...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その中にはお多福(たふく)も大黒(だいこく)も恵比寿(えびす)も福助(ふくすけ)も裸子(はだかご)も招き猫もあつて皆笑顔をつくつてゐる...
正岡子規 「墨汁一滴」
...福助の千代、品格ありて愁歎(しゅうたん)も騒しからず...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...だから若い政治郎から福助の彼は...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...それ以上に福助の方でどうやら鴈の精力にげつそりしてしまつたからではなからうか...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...それが仮にも「福助に岡惚れ」と騒がれ出した初めは...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...「福助は大根」と皮肉屋に錯覚を与へたのではなからうか...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
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