...其咽喉たる福原を以て政権の中心とするの得策なるを知れり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...この方面から入つた悟者には自己の幸福と他人の救濟とが最も分裂し易く...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...同じように幸福で...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「年とったカシワの木のさいごの夢」
...甲田と福富とは帰りに一緒に玄関から出た...
石川啄木 「葉書」
...ラスキンが国民の真の富と呼んだ多くの健全にして充実せる幸福な人間が創造せられる時は...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...これはおまえにとって何より幸福な日だ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...心の悪い人々はさすがに暗黒な幸福を有しているものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...少しも幸福の妨げとなるものではないとされ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...絹織物の名産地でもある福井の城下に近い形勝を占めたところだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...お専の亭主の福之助は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あるいは禍を転じて福となしたるの例も少なからず...
福沢諭吉 「政事と教育と分離すべし」
...併し彼等はまるで今迄とは性質の変った思いもかけぬ神様や幸福が先きにあるように考えてるらしいが...
二葉亭四迷 「私は懐疑派だ」
...新たに幸福論が設定されるまでは倫理の混乱は救われないであろう...
三木清 「人生論ノート」
...二日人鶏に福施すとありて...
南方熊楠 「十二支考」
...福草(さきぐさ)の三つ葉四つ葉にというあたりがことにおもしろく聞かれた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...当時福岡は只圓翁のお蔭で喜多流全盛の時代であった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...これ見よがしに福太郎を大切にかけて見せたので...
夢野久作 「斜坑」
...産婦を祝福したものだった...
吉川英治 「新書太閤記」
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