...彼の詐欺行為は禍根を残した...
...禍根を断ち切るためには、どのような方法があるでしょうか...
...不良社員を即座に雇用しないように、採用時には禍根を残さないよう細心の注意を払う必要があります...
...暴力団との関係を持っていると、何十年も禍根を残してしまいます...
...若者の間で貧困が慢性化して、社会に禍根が残る可能性があります...
...いまから思うと、すべての禍根は、こうした三四郎の円満な性格の中に、既に深く根を下していたのかも知れない...
大阪圭吉 「寒の夜晴れ」
...あれこれのやり口で人類に害を及ぼしかつ現在及び将来に人類の禍根となるべきものを...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...未然のうちにその禍根を絶たれていたといってよい...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...「禍根は、ここにござりましょう」八郎太は、返事をしないで、益満の顔を眺めていた...
直木三十五 「南国太平記」
...明らかに、禍根は、久光がいるからではあったが、この陰謀は、久光の手から起っているものではなかったし、久光は、人々の主君であった...
直木三十五 「南国太平記」
...後日に禍根を残すおそれがある...
永井隆 「この子を残して」
...それでお家の禍根を断つというのでもない...
久生十蘭 「鈴木主水」
...生涯の禍根となり...
火野葦平 「花と龍」
...十左衛門の意見書は禍根をのこすにちがいない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...事件の全貌と禍根(かこん)のある所がえがかれた...
吉川英治 「大岡越前」
...禍根を断て」という輿論さえ興ったほどである...
吉川英治 「三国志」
...とまれ禍根は黒木の御所のお人にある――となして鎌倉の特使もかねての最後手段を...
吉川英治 「私本太平記」
...おそらくは」「なぜです」「禍根は...
吉川英治 「私本太平記」
...禍根(かこん)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...こっちから行って禍根を絶ッてしまわぬことには」衆議...
吉川英治 「新・水滸伝」
...禍根は阿波だ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...禍根を長くのこしてなろうや...
吉川英治 「源頼朝」
...自分が残して来た禍根(かこん)のように責められるのだった...
吉川英治 「山浦清麿」
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