「禍根」の意味
災いの根源となるもの
「禍根」の例文(場面別)
- 日常会話彼の無責任な行動が家族にとっての禍根となった。
- ビジネスプロジェクトの失敗は、初期段階での計画不足が禍根だった。
- ニュース経済危機の禍根は、政府の政策の不備にあると専門家は指摘している。
- 文学彼の過去の過ちが、今も彼の人生に禍根を残している。
小説での「禍根」の使い方
...彼の詐欺行為は禍根を残した...
...禍根を断ち切るためには、どのような方法があるでしょうか...
...不良社員を即座に雇用しないように、採用時には禍根を残さないよう細心の注意を払う必要があります...
...暴力団との関係を持っていると、何十年も禍根を残してしまいます...
...若者の間で貧困が慢性化して、社会に禍根が残る可能性があります...
...かえって禍根を遺すことになる...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...未然のうちにその禍根を絶たれていたといってよい...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...明らかに、禍根は、久光がいるからではあったが、この陰謀は、久光の手から起っているものではなかったし、久光は、人々の主君であった...
直木三十五 「南国太平記」
...皆様、それを恨むのは間違いです、人は病気で死んだ、災難で死んだといいますけれども、この世で病気に殺されたり、災難に殺されたりした者は一人もあるものではございません……いいえ、いいえ、お聞きなさい、そうです、そうです、人間は決して病気や災難で死んだものではありません、この世につかわされた運命が、そこで尽きたからそれで死ぬのです……今生(こんじょう)の善根が、他生(たしょう)の福徳となって現われぬということはなく、前世の禍根が、今生の業縁(ごうえん)となってむくわれぬというためしはございませぬ……十善の戒行(かいぎょう)を修(しゅ)した報いが、今生において天子の位に登ると平家物語から教えられました、『十善天子の御果報申すもなかなかおろかなり』と平家御入水(ごじゅすい)の巻にございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...延(ひい)て子孫の不幸を醸(かも)し一家滅亡の禍根にこそあれば...
福沢諭吉 「女大学評論」
...貴家にとりて却て怖るべき禍根と相なるべく慎重なる御熟考を勧むる所以(ゆえん)に御座候...
山下利三郎 「誘拐者」
...山県どのがお家の禍根だと...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...禍根(かこん)を断ち...
吉川英治 「大岡越前」
...むしろその禍根は...
吉川英治 「三国志」
...禍根を断て」という輿論さえ興ったほどである...
吉川英治 「三国志」
...とまれ禍根は黒木の御所のお人にある――となして鎌倉の特使もかねての最後手段を...
吉川英治 「私本太平記」
...ついに天下の禍根(かこん)たらんとする現状を見るにいたっては...
吉川英治 「新書太閤記」
...積年の禍根(かこん)はのぞかれ...
吉川英治 「新書太閤記」
...年来の禍根(かこん)であった紀州方面の一掃を目ざして...
吉川英治 「新書太閤記」
...禍根(かこん)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...その禍根が、自分と住蓮の二人のことから起ったのはいうまでもない...
吉川英治 「親鸞」
...自分が残して来た禍根(かこん)のように責められるのだった...
吉川英治 「山浦清麿」
...禍根は、毛ほどな食い違いから起る...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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