...初めわれ不測の禍のために母上を喪(うしな)ひまゐらせき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...すなわち災禍は罪のために起りしもの...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...その傍には災禍(わざわい)そなわり……」と以下二十一節までつづく...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...一一 災禍を拂つてよくする思想の神格化...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...後には却て禍をなして...
丘浅次郎 「人類の将来」
...あの人間のもろもろの禍(わざはひ)の種の充満したパンドラの箱の如く...
太宰治 「お伽草紙」
...禍(わざわい)が起るかも解らないからといった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「封三娘」
...あれこれのやり口で人類に害を及ぼしかつ現在及び将来に人類の禍根となるべきものを...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...それで全国民は函館(はこだて)罹災民の焦眉(しょうび)の急を救うために応分の力を添えることを忘れないと同時に各自自身が同じ災禍にかからぬように覚悟をきめることがいっそう大切であろう...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...禍ヂュウスの手よりしてトロイア城に今降る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...(Brasse)こなたアレース、人間の禍の神、英豪のヂオメーデース眺め見つ、倒して魂を奪ひたる長身の敵ペリイパス斃れし場に棄ておきて、馬術巧みの豪勇のヂオメーデースに馳け向ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...跡に禍いの残らないようにすることだ...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...海には海賊の禍があるとするも...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...その数倍数十倍に上る災禍も一詩人の詩に作つて之を弔つたものあるを聞かない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...このままで置けば今以上な禍(わざわ)いが起こって来るかもしれぬと源氏は思うようになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...戦争の惨禍を坐視し得ぬ鼻の表現から...
夢野久作 「鼻の表現」
...征後の禍根を除きたるまでなり...
吉川英治 「三国志」
...ここには戦争の災禍に押しつめられた...
和辻哲郎 「歌集『涌井』を読む」
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