...これまた第三種の災禍を知らぬからである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...彼は大災禍に会するも毫(ごう)も神の存在を疑わない...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...げに人生の苦痛惨禍(さんか)は...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...そこで吉凶禍福などを問うと...
田中貢太郎 「狐狗狸の話」
...禍難を衆の逃れ得て安きにつくはわが望...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...いかで意のまゝ振舞ひ得ざらんや!怒の故にトロイヤに禍害を加へ得ざらめや!』361 クロニデース=クロニオーン=クロノスの子...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...私も口を利(き)くのに骨が折れるだけですからね」夫人のいう禍(わざわい)の根というのはたしかにお延の事に違なかった...
夏目漱石 「明暗」
...天下をふたたび百年の禍乱におとしいれ...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...そこの家は戦禍を免れ息子は九州の方に居て今は夫妻きりの暮しです...
原民喜 「書簡」
...生涯の禍根となり...
火野葦平 「花と龍」
...自分は何とかしてその禍(わざわい)を避けるとするも...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...自業自得の禍から遁(のが)れ出る手掛かりもあるものだ...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...それがヒトラーに黄禍論を書かせる原因になったんだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...かくの如く禍(わざわ)いさせたかと...
吉川英治 「大岡越前」
...ある夜の會では、この二禍頭が、ぼくら音痴を、惱ましたものである...
吉川英治 「折々の記」
...どこへも、お行き先はないのか」「じつは、仔細あって、当所の楠木殿を頼ってまいったのですが、今のような次第では、御門を訪うても、後日の禍いです...
吉川英治 「私本太平記」
...――禍(わざわ)いは口からというぞよ...
吉川英治 「新書太閤記」
...師の上人への禍いを気づかうのであった...
吉川英治 「親鸞」
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