...一朝禍を蹈むの塲合にあたつて...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...天災地變の禍害と云ふも...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...かつエホバの彼に降(くだ)し給いし一切の災禍(わざわい)につきては彼をいたわり慰め...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...惨禍(さんか)のトロ族たちを救い出しに行ける...
海野十三 「海底都市」
...その神がつくりだす禍をおとりになるために...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...ことごとく戦禍の巷に捲き込まれ...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
... 110ダナオイ族に禍を降すと衆の集りのもなかに立ちて陳ずるや?――風姿...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 455ダナオイ族の疫癘の禍難を攘ひ去りたまへ』しかく祈願を捧ぐればアポローン之を納受しぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...もろともにダナオイ族の一切の禍難を攘ふ方略を講ぜんことを善しと見る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...民衆にそれを強いんとする者こそ禍(わざわい)である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...精神大に安靜なりしが今宵再びこの禍あり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...災禍はそればかりではない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...モデル椅子に凭つて凝つとしてゐる間が何時でも最も禍ひ少なく冷徹に...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...十左衛門にとって大きな禍となるように思われる...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...世に生れしは禍(わざはひ)か...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...彼の奇禍(きか)は世上に大きな波紋を投げた...
吉川英治 「黒田如水」
...呉が送ってきた大きな禍いまでを...
吉川英治 「三国志」
...公卿の政争に組したのが禍(わざわ)いの因(もと)といおうか...
吉川英治 「源頼朝」
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