...いつまでも禍乱(からん)の種子を蒔く...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...また世界悠久の進運に対する不祥(ふしやう)の禍根なりとし...
石川啄木 「閑天地」
...前後数回の大災禍に会して静かにこれに堪(た)えて...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...彼(か)れ信仰に堅く立ち行う所正しからんにはかくまで大なる禍に会する道理なきにあらずやと...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...彼の災禍を以て罪の当然の報と見る点において...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...これぞ禍いを変じて福となした好適例で...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...禍い転じて福となる...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ヘシオドス記して曰く、パンドーラは女性の祖なり、女性は禍の源、女性の存在は、人間の大不幸なりと...
高木敏雄 「比較神話学」
...結合の結果必ず男性の人間の災禍に終る...
高木敏雄 「比較神話学」
...わしにも禍が及んできた」と言って泣きだしたが...
田中貢太郎 「狐と狸」
...自家の禍害に背(そむ)いて走る...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...炊事の手傳ひなどゝいふ小禍惡と健鬪最中で...
朝永三十郎 「學究漫録」
...思ひもかけぬ禍(わざわい)を招(まね)ぐも知れずと...
永井荷風 「榎物語」
...神樣でも禍(わざはひ)を防ぐ手だては下さいませんですから...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...惨禍の大関だったので...
武者金吉 「地震なまず」
...又之等の災禍に迫られたる基督者が自殺しなかったのは恥ずべきことであるか...
矢内原忠雄 「読書と著書」
...兵燹(へいせん)の禍(わざわ)いもうけず...
吉川英治 「親鸞」
...……禍いというものはいつでも弱いもの虐(いじ)めではある」「無念にぞんじまする...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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