...「伝通院殿蓉誉智光大禅尼慶長七年一月二十九日」伝通院殿は無事であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...友松はなお、その姿を見送りながら、「禅尼どの...
吉川英治 「新書太閤記」
...よい禅尼(ぜんに)にでもなるために...
吉川英治 「新書太閤記」
...いたいたしいともいえる若さの禅尼なのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...禅尼どのにも黙って...
吉川英治 「新書太閤記」
...もういちど禅尼(ぜんに)さんの所へ帰れというんでしょう...
吉川英治 「新書太閤記」
...禅尼の乞いのため...
吉川英治 「随筆 新平家」
...彼の義母にあたる池の禅尼(ぜんに)が...
吉川英治 「源頼朝」
...めったに忙(せわ)しない清盛の住居へなどは渡られない禅尼であるのに...
吉川英治 「源頼朝」
...自分には継母にあたる池の禅尼であったが...
吉川英治 「源頼朝」
...また清盛の義母にもあたるちょうどいい手づるの御方(おんかた)として――池(いけ)の禅尼(ぜんに)へも内密に縋(すが)っている...
吉川英治 「源頼朝」
...「どこへ、身は流される事か、分りませぬが、禅尼さまへ、何とぞよろしく、おつたえ置き下さいまし」「いや、その前に、一度お目もじ申しあげて、お礼をのべられるよう、重盛が計ろうてとらせよう」重盛が帰ると、その夕、正式の沙汰を携えて、六波羅の役人が見え、伊豆の国へ配流(はいる)の事...
吉川英治 「源頼朝」
...池の禅尼の泉殿のほうへ身を移されて...
吉川英治 「源頼朝」
...ひろい平庭に向っている禅尼の一室へ...
吉川英治 「源頼朝」
...次の間にも禅尼のそばにも...
吉川英治 「源頼朝」
...……お名残り惜しいことよの」禅尼は...
吉川英治 「源頼朝」
...しかしその禅尼も既にみまかって...
吉川英治 「源頼朝」
...池の禅尼(ぜんに)が在世中...
吉川英治 「源頼朝」
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