...清水寺の住僧別当入道惟方卿の娘粟田口禅尼というような人がふしぎの奇瑞を感じたということがある...
中里介山 「法然行伝」
...二位ノ禅尼(ぜんに)(政子)からわが家に伝わるものだが...
吉川英治 「私本太平記」
...母の禅尼(ぜんに)の部屋をたずねて...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふと知りおうた若い禅尼だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして女院となり、禅尼となり、あんなに恋も自由な世に住みながら、色香を惜しみなく捨て去ること、余りにも、いさぎよい...
吉川英治 「随筆 新平家」
...一に池ノ禅尼の命乞いによると...
吉川英治 「随筆 新平家」
...禅尼の乞いのため...
吉川英治 「随筆 新平家」
...めったに忙(せわ)しない清盛の住居へなどは渡られない禅尼であるのに...
吉川英治 「源頼朝」
...自分には継母にあたる池の禅尼であったが...
吉川英治 「源頼朝」
...お使いに立ちまする」禅尼はすぐ手紙をかいた...
吉川英治 「源頼朝」
...そして禅尼の大慈悲心のあるところを重盛に会ってよく伝えた...
吉川英治 「源頼朝」
...朝(ちょう)へ上ると、いろいろ煩(わずら)わしい事が多いらしいと、禅尼にも、お案じなされておりました」「尼どのに、会ったのか」「はい...
吉川英治 「源頼朝」
...禅尼にもそれを聞かれたら...
吉川英治 「源頼朝」
...池の禅尼の泉殿のほうへ身を移されて...
吉川英治 「源頼朝」
...ゆうべも、禅尼から、(なんぞ尼からもお餞別(せんべつ)をあげましょう...
吉川英治 「源頼朝」
...常々云っている禅尼なので...
吉川英治 「源頼朝」
...この尼が志を無になさらぬようにの……」「はい」禅尼は...
吉川英治 「源頼朝」
...禅尼から、出家せよといわれればそれにもはいと答え、源吾盛安から髪を惜しみ給えといわれれば、それにも彼はうんと頷いた...
吉川英治 「源頼朝」
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