...祖母の二位の禅尼...
太宰治 「右大臣実朝」
...その母の松下禅尼(まつしたぜんに)から障子の切り張りを教えられて育っただけの事はあって...
太宰治 「新釈諸国噺」
...禅尼(ぜんに)さんにやるのか...
吉川英治 「新書太閤記」
...友松はなお、その姿を見送りながら、「禅尼どの...
吉川英治 「新書太閤記」
...於通はたれと思いましたか」「禅尼さまの...
吉川英治 「新書太閤記」
...切りこんできましたな、禅尼どの...
吉川英治 「新書太閤記」
...「禅尼さまのお琴は...
吉川英治 「新書太閤記」
...「こんな夜中に、たれであろ、出てごらんなさい」「はい」於通は、やがてもどって来て、「たれか余人がおるらしいから、名はいえぬ、禅尼どのに、お目にかかればわかる――というて、上方の武家らしきお人、従者三名ほどをつれ、馬二頭ひいて立っておりまする」と告げた...
吉川英治 「新書太閤記」
...禅尼どのにも黙って...
吉川英治 「新書太閤記」
...帰ったら禅尼どのにも安心させてあげたがいい...
吉川英治 「新書太閤記」
...禅尼と呼ばれる者がいた...
吉川英治 「随筆 新平家」
...一に池ノ禅尼の命乞いによると...
吉川英治 「随筆 新平家」
...自分には継母にあたる池の禅尼であったが...
吉川英治 「源頼朝」
...そして禅尼の大慈悲心のあるところを重盛に会ってよく伝えた...
吉川英治 「源頼朝」
...宗清自身が胸いッぱい持っている頼朝への同情もみな禅尼のことばとして...
吉川英治 「源頼朝」
...「どこへ、身は流される事か、分りませぬが、禅尼さまへ、何とぞよろしく、おつたえ置き下さいまし」「いや、その前に、一度お目もじ申しあげて、お礼をのべられるよう、重盛が計ろうてとらせよう」重盛が帰ると、その夕、正式の沙汰を携えて、六波羅の役人が見え、伊豆の国へ配流(はいる)の事...
吉川英治 「源頼朝」
...徹(てっ)しておやりなさるご気性にも似あわぬことだ」「池の禅尼や小松殿のお口添えによるというが...
吉川英治 「源頼朝」
...この尼が志を無になさらぬようにの……」「はい」禅尼は...
吉川英治 「源頼朝」
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