...「方丈に入る」という仏教用語で、禅寺の座禅堂のこと...
...蓮宗の禅堂で座禅を組んでいます...
...禅堂のうしろに蓮池(れんち)あり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...僧俗の未だ悟らず悟りなばすさまじからん禅堂の床円覚寺の僧堂で居士を交じへて雲水達の坐禅をしてゐる処へ偶行き合せたものらしい...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その凄じい勢ひに禅堂の床などは抜けてしまふであらうと云ふのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...夫人は何らその方の体験なく唯禅堂の様子を窺つた丈で悟の前後の歓喜をよくこれだけ掴まれ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...それまでは禅堂のやうに静寂であつた堀立小屋がモーターの音凄じい作業場と変り...
牧野信一 「日本橋」
...お前の肌が何んな貴い光りを含んでゐるか? 禅堂に百日の断食を行ひ...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...禅堂へこもったと思えばいい...
山本周五郎 「いさましい話」
...禅堂の曇らぬ美しい椀と箸の食事となって...
横光利一 「夜の靴」
...釈迦堂の外に禅堂と客堂がある...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...禅堂や貴人のあいだに...
吉川英治 「私本太平記」
...臨済(りんざい)の一禅堂で...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...それが禅堂であると我々の書斎であるとは問う要はない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...眠るくらいならなぜ出家して禅堂に入ったのだ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...その世間を逃れて禅堂に入り...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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