...後にはまた禅は茶味禅味(ちゃみぜんみ)だといって...
淡島寒月 「我が宗教観」
...しかし父の雅(みやび)の上には総(すべ)て禅味が加わっていた事は確かでした...
淡島寒月 「我が宗教観」
...よくすべてを禅味に持って行くことを竜之助は...
中里介山 「大菩薩峠」
...俳味禅味の論がここで生ずる...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...だからここに禅味抔(など)という問題を出すのは自分が禅を心得て居るから云うのではない...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...禅坊主の趣味だから禅味と云うのだろう...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...只(ただ)世間ではよく俳味禅味と並べて云う様である...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...従がって所謂(いわゆる)俳味なるものが流露して小説の上にあらわれたのが一見禅味から来た余裕と一致して...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...狩野派の絵画と禅味との関係も...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...圓朝の家梅咲くや財布のうちも無一物――禅味のある一流の字で認められた山岡鉄舟先生の半折をお手本にして...
正岡容 「圓太郎馬車」
...寂々焉たる禅味」なる乎...
山路愛山 「詩人論」
...若し蕉翁の什を以て禅味ありと曰はゞ可也...
山路愛山 「詩人論」
...(下)かくして篠崎仁三郎の名は、次第次第に博多ッ子の代表として、花川戸の助六や、一心太助の江戸ッ子に於けるソレよりも遥かにユーモラスな、禅味、俳味を帯びた意味で高まって行った...
夢野久作 「近世快人伝」
...若くして、禅味をふくみ、才識(さいしき)のひらめき、三略(りゃく)の学胆(がくたん)、すでに彼は、名将の器(うつわ)と、一般から見られていたが――こんな事にもびくとも愕(おどろ)かずにいられるほどな偶像的人格ではない...
吉川英治 「上杉謙信」
...そして彼らの詩画が、必然に、禅味をふくみ、禅語を仮托し、画禅一味を主題としたのもまた、いうまでもない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...禅味などを生命とする水墨画の一群は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...武蔵の画にはどこか禅味がただよっている...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...一脈の禅味と気魄があって...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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