...禁裏御用達という言葉もあるように、かつては宮中でしか使用できなかった品物を意味することもある...
...「禁裏の裏」という表現は、禁裏の中でも皇居東御苑内にある対苑のことを指す...
...現行の皇室典範では、天皇一代限りで禁裏からの出たり入ったりを可能にする条項があるが、歴史的には女性や傍系の親王など男性でも禁裏に立ち入ることは許されなかった...
...寛政年間には、町役人の新たな地位や、禁裏の運営改革が行われた...
...そしてそれを大切に禁裏にたてまつつた...
薄田泣菫 「茶話」
...思いを禁裏勤王に馳せ...
直木三十五 「南国太平記」
...禁裏(きんり)様にお附きあそばすお公卿様が...
中里介山 「大菩薩峠」
...禁裏の供御とても不足がちには相違なかったけれど...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...これも幾分を禁裏に献上したのである...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...それを実隆が聞き込んで散佚(さんいつ)を惜しみ、禁裏に奏上して、八百疋で全部御買上げを願うことにした...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...その功によって禁裏から青(せいふ)三百疋を賜わったこともある...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...禁裏からしばしば書写の命を受けたことは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...以上のほかに実隆は禁裏の仰せによって浄土双六(すごろく)の文字などを認めたこともあり...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...禁裏での和漢の席に列し...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...禁裏でも等閑(なおざ)りの献上物のごとく見過ごされず...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...実隆はかく宗祇を禁裏に推挙し...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...禁裏(きんり)に招かれた大臣たちの警護の武士の一団に...
山川方夫 「菊」
...いっそ禁裏さまに盾つく者より悪いということを...
山本周五郎 「新潮記」
...禁裏の宣下あって初めて存在するものです...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...禁裏御用も殖(ふ)え...
吉川英治 「私本太平記」
...禁裏(きんり)の様子もはなして聞かせた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...即ち禁裏に申し出でて女房奉書をもらい受け...
和辻哲郎 「鎖国」
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