...維新後外国風の船を造ることを禁ずる法律が撤廃され...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...俗衆と同じ見地にまで成り下る暗愚な仲間に対する侮蔑を禁ずる事が出来なかつた...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...当日読書することを禁ず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...此満目傷心の惨状に感慨禁ずる能わず...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...僕の枕許に近づいてこのあやしい手紙をおいて行く怪人(かいじん)――その怪人の姿を想像して僕は戦慄(せんりつ)を禁ずることができなかった...
海野十三 「海底都市」
...この手紙の公表は禁ずる...
大杉栄 「獄中消息」
...お霜婆さんは斯く照ちやんの身の上を喜べば喜ぶ程常藏の今の境遇を悲しむ情も亦自ら禁ずる事が出來なかつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...これを掲ぐるを禁ずる能(あた)わず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ラジオが広告を禁ずる精神は...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...満身の憎悪を禁ずることができないらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...自然に胸がどきどきして来るのを禁ずることが出来なかった...
中島敦 「虎狩」
...亡命貴族の入国を禁ず」という立札があり...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...譬(たと)えば天下に乞食を禁ずるの法はもとより公明正大なるものなれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...たど/″\しく草津ぶしなどひくので「楽員以外ピアノひくこと禁ず」の貼紙させる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...男子にも弁護士業を禁ずることにせねばなるまい...
穂積陳重 「法窓夜話」
...蟹(かに)は総ての胃病に禁ずべし...
村井弦斎 「食道楽」
...それをわたしが理解し・経験し・実践する・ままに語ることを禁ずる者は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ゾッとするのを禁ずる事が出来ない...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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